世の中には「プロだからこそわかる」ということが往々にしてある。それはアダルトグッズの世界も同じ。そこで今回は、プロが監修したプロ仕様のアイテムを紹介したい。もちろん、プロ目線で安心安全に考慮したビギナーにも最適なグッズである。それは、カリスマ緊縛師で女王様の青山夏樹氏によるSMアイテムシリーズ『SAFE BLUE』(A-ONE)だ。
子供のころから「エロ一筋」だったという青山氏は、SMの女王様として活躍後、SM映像作品を手がけつつ、緊縛師として頭角を現す。その後、安全な緊縛の為の啓発活動として「青縄会(せいじょうかい)」を発足。緊縛指導に尽力しながら、現在もさまざまな舞台で華麗な緊縛ショーを披露する。
そんな青山氏が監修したSMシリーズ『SAFE BLUE』は、SM愛好家から大評判の逸品ばかり。気になった記者は、忙しい青山氏を直撃して同アイテムについてうかがった。エロのプロが生み出したアイテムは、やはり今すぐ使ってみたくなる気になるモノだった!
――まずは、SMグッズを作ろうと思ったきっかけから教えてください。
青山夏樹(以下、青山):20年以上前からSMの世界にいますが、使用するアイテムにはちょっとずつ不満があったんです。
――使い勝手が悪いとか、そういうことですか。
青山:もう少しこうだったらいいのにな、と感じていました。それに、専用のアイテムがないことも多いので、そういうときは手作りするしかなかったんです。だから器用なM男さんなどは釣具屋とかで素材を買って、自分好みのアイテムを作っていました。おもりとか針とかが豊富に揃っているので(笑)。
――昔からSM愛好者の間では、さまざまなアイテムが求められていたわけですね。
青山:でも、おしゃれで使い勝手のいいアイテムというのはなかなかなくて…。それでA‐ONEさんに声をかけていただいたときには、「これでいろんなグッズが作れる」って喜んじゃいました(笑)。
――すでにいくつものアイデアがあったんですか。
青山:そうですね。「こういうのがあったらいいな」って思うアイテムはいくつもありました。それをA-ONEさんに提案して、その中で商品化したものが今回の『SAFE BLUE』シリーズになります。