「えへへ~飲みすぎちゃたぁ…」
「ちょ、ちょっと。危ないよ、くるみちゃん」
2~3時間ほど行きつけの居酒屋で飲んだのだが、くるみは仕事の愚痴をこぼしまくり、かなり酔った。店を出るころには、完全にできあがった状態だった。
「ほら、くるみちゃん。タクシー乗ろうよ」
「え~…まだ帰りたくない~」
「帰りたくないって言ったって…」
「ねぇ、店長。ふたりになれるところ行こう?」
そう言いながら、トロンとした目でこちらを見るくるみ。
私はゴクリと唾を飲み、ゆっくりうなずいた。
……
ホテルの部屋に入ると、くるみはすぐに抱きついてきた。
「えへへ…ふたりになれたぁー」
「酔い過ぎだよ、くるみちゃん(笑)。そんなことされたら、俺も我慢できなくなっちゃうよ?」
「いいよ。そのつもりで来たし」
”我慢できなくなっちゃう“もなにも、もちろん端からそのつもりだ。じゃなけりゃ、ホテルに入ったりしない(笑)。
すっかりその気になったくるみは、激しく唇を重ねてきた。
「んっ…んちゅ…」
滑り込んできた舌を受け止めるように、自分の舌を濃厚にからめた。
ねっとりした感触が口内に伝わり、気分がどんどん高揚してくる。
そのままベッドに押し倒し、彼女の服と下着を剥ぎ取る。そして、お互い生まれたままの姿になった。
首筋に舌を這わせると、くるみはビクンとカラダを震わせ、「んっ…」と声を抑え込んだ。
気が強い彼女のしおらしい姿にキュンとした。