私は、「みきちゃんもそうなの?」と寡黙なみきにも話を振ってみた。
「うん。でも、出会い系ってどんな人が来るかわかんないから怖いかも。だから、『一緒にやる?』って」
みきはちかよりも控えめらしい。
「でも、俺だって若いわけじゃないしイケメンでもないしさ。大丈夫なの?」
と尋ねると、
「だってメール超いい感じだったし。他の奴マジでありえないからね! いきなりヤらせてとか普通言う? いくらそれ目的でもさ」
と、ちかが言う。まあ、もっともだ。自分と関係を持ってくれる素晴らしい女性をぞんざいに扱うというのは、私には考えられない。
「それに、見た目だって全然OKだよ。なんか仕事できそうな感じ。ね? みき?」
ちかがみきに話を振る。するとみきは、
「うん。良かった」
と小さく答えた。ほどなくしてホテルに到着した。
「なんか緊張するー!」
ちかがはしゃぐ。私は彼女たちの許可を得た上で、自分を落ち着かせるように一服。その間に「シャワーどうする? 一緒に入る?」と聞くと、
「マジで? 超恥ずかしいんだけど(笑)」
「いいじゃん、どうせ3人でエッチするんだから」
「そういう風に言われると余計恥ずかしいから(笑)」
ちかはイヤと言いつつノリノリ。気づけば、私は彼女たちと一緒に脱衣所にいた。
SEXテクニック解説から、国内外の性風俗や性風習に関するルポまで、性をテーマに幅広く執筆する由良橋勢氏。膨大な量の取材データに基づいて書かれた由良橋氏のSEXマニュアル書籍の数々は、【実践的かつ濃厚】と圧倒的な人気を誇る。