「皮オナ」ってどんなオナニー?
オナニーのやり方は人によってさまざま。いかにして気持ち良くなるか試行錯誤を重ねてきた、と言う人もいることだろう。
皮オナとは「亀頭に包皮を被せたままペニス全体を擦るオナニー」をさす。オナニーと言えば「勃起したペニスを上下にしごく」ものを想像するが、皮オナはしごくのでなく包皮の上から亀頭を刺激する。
オナニーを覚えたての頃は、まだ包茎で皮オナニーに励んでいた、という方も少なくないのではないだろうか。
自分が小中学生の頃の、まだ亀頭が包皮から露出していない時のオナニーを思い出してみる。
当時はまだオナニーのやり方をよく分かっていないために皮の先端部分を使って激しく刺激していた。射精なんて概念もなく、ただただ快感に身を任せてシコり放題。出る物と言えばカウパー腺液、すなわち我慢汁くらいである。射精しないので当然ティッシュを消費することもない。かつての皮オナは「精液も出ないし賢者タイムも訪れない、理想的なオナニーだった」とも言える。
福山雅治は仮性包茎であることを明言しているが、過去には皮オナ派と発言していたこともあった。皮オナは、それだけメジャーなオナニー方法とも言えるだろう。
皮オナニーは、包茎の頃が一番やりやすいが、大人になって亀頭が露出したからと言って皮オナができなくなるわけではない。亀頭が露出しているので多少やりにくいかもしれないが、いつでもチャレンジするのは可能だ。
皮オナの正しい方法‐剥けている方編
少年期の頃のような闇雲な方法では十分にイくことはできない人は多いだろう。ここでは、亀頭が完全に露出している人向けに皮オナの正しい方法を紹介する。
まずはペニスを勃起させよう。AVやエロ本オカズはフル勃起できるものなら何でもOK。
十分に勃たせたところで、包皮の先端を引っ張って亀頭に被せよう。しっかり皮を伸ばせばそれだけ感度が増していく。
どれだけ皮が伸びるかは個人によって異なるが、なるべく皮を上下に大きく動かせるだけの余裕は欲しいものだ。
亀頭が皮に隠れたら皮オナニーの開始だ。包皮の先端をつまんで軽くこすってみよう。包皮と亀頭が擦れて強い快感を得られるだろう。
ほどなくして我慢汁が出てくる。亀頭を包み込んだまま汁のヌメリを利用して更に刺激していこう。摩擦がなくなり先ほど以上に興奮してくるはずだ。イヤらしいぐじゅぐじゅ音も聞こえてくるし、我慢汁を擦りあわせることで汁が糸を引いて淫靡だ。
カリ責めも試してみよう。皮を上下に動かしながらカリを撫でるも良し、カリの部分の皮を引っ張ったりつまんだりするも良し。緩急のある刺激を与えていくとすぐにイける。
亀頭とカリの同時責めも試そう。異なる2つの快感によりペニスに触れているのがしんどくなるくらいだ。
皮オナの正しい方法‐包茎の方編
真性包茎や仮性包茎でも勃起時亀頭に包皮が被っている人は、その時点でアドバンテージ。わざわざ皮を引っ張ってくる必要がないのですぐにオナニーを始められる。
始める前の準備として、ペニスをよく洗浄しておこう。包茎はその性質上汚れが溜まりやすく、また非包茎と比べて不潔だからだ。皮の内側に恥垢が溜まったまま亀頭責めなどすれば、包皮内に雑菌が繁殖してしまう可能性がある。
やり方は基本的に前項で紹介した通りだ。既に皮被りであることを利用して亀頭をどんどん責めていこう。
直接触れることで痛みを感じるなら、ローションをたっぷり包皮先端に垂らして刺激すると良い。ヌメリを利用して先っぽやカリ、根元のそれぞれ皮に当たる部分を軽くつまんだり、爪で優しくなぞったり、色んな刺激を与えてみよう。
皮がある程度余っているなら皮だけをこねくり回すのも意外に気持ち良い。刺激が皮を通して亀頭に伝わり射精感がこみ上げてくるのが分かる。
ただ、真性包茎の場合は注意が必要だ。無理に皮を動かすと場合によっては痛みを伴いうためオナニーどころではないからだ。どんなに頑張っても剥けない場合は諦めた方が良い。
また真性包茎は包皮内に雑菌や恥垢が溜まりやすい。皮オナすることで炎症を起こしかねない。
皮オナの間違ったやり方
気持ち良くなるためのオナニーなのにやり方を間違っては意味がない。
まず、やたらめったら皮の先端をこねくり回すのはやめよう。子供時代はやったかも知れないが、これでは亀頭および包皮を傷めてしまう。まして尿道口が傷つけば排尿するたびにヒリヒリして仕方ない。それに度重なる摩擦は色素沈着をもたらし、皮が黒ずんでいく。これは地味に痛い。
感じてくるとつい手に力がこもり亀頭や包皮を乱暴に扱いがち。その時は快感でも、その後を考えれば決して正しいやり方とは言えない。
根元やカリの皮を必要以上につまむのも良くない。つまんだ際に引っかいたりすれば傷ができてしまう。アクセントとして数回程度おこなうくらいに留めよう。
射精の際に包皮の先端を完全に塞いでしまってはいけない。包皮内に溜まった精子が逆流するおそれがある。雑菌と混じった精液が逆流すればもっと深刻だ。
射精するその瞬間まで快感に浸りたい気持ちは分かるが、「イク!」と感じたら皮を上下にしごくパターンに切り替えるなどして精子の射出を妨げないようにしよう。
ちなみに誰かに手伝ってもらう方法はおすすめしない。他人である以上、本人が快感を覚える力の加減が分からないからだ。加減も分からず皮を引っ張られても全く気持ち良くないのは明らかである。
皮オナがもたらすリスクと対処法
皮オナにはいくつかのリスクが存在する。
頻繁に皮オナをしていると包皮が伸びると言われている。包皮が伸びてしまうと常に皮被り状態にもなりかねない。
包皮内に雑菌が溜まりやすいのも難点だ。我慢汁や精液が皮の内側にべっとり付着したまま何時間も放置すれば雑菌の温床に。当然ながら悪臭もひどい。
理想としては皮オナ直後に入浴やシャワーで洗い流すこと。それが無理ならウェットティッシュで入念に拭きとるくらいはしたい。チンカスが原因の匂いは自分では気付かなくとも他人には案外意識されやすい。場合によってはズボンを通して匂ってくることもあるほどだ。
また、皮オナはセックスとは異なる刺激のため、セックスでイけなくなることもある。これがエスカレートすると膣内射精障害に発展することも。よって皮オナ時は必要以上に力を入れないよう意識した方が良い。
皮オナを卒業したい!
雑菌がたまりやすい、皮が伸びてしまう、など、デメリットも多い皮オナ。来るべきセックスに備えて、皮オナを卒業したいという人もいるのではないだろうか。
個人的におすすめしたい脱皮オナ方法がある。それは、コンドームを着用してのオナニーである。
勃起したペニスにコンドームを被せ、その上から包皮を弄ぶやり方だ。正直少しやりにくいが、亀頭責めをする分には十分楽しめる。
亀頭に皮オナに似た刺激を与えることができ、またゴム内のローションが摩擦を軽減するのでペニスへのダメージが小さくなる。
また、コンドームを装着しての刺激に慣れておくことで、セックス時、女性に嫌われがちな「ゴム有りだとイケない」という事態も防ぐことができるだろう。
性的なことに関心を持ち始めた小学校高学年~中学生の頃は、そこから生じる疑問についてオトコ同士で語り合うこともしょっちゅうだったろう。毛が生えてきただの、包皮がどうしたこうしただの、擦っているうちに白い液体が出ただの、こと細かに報告し合うことにより、「(股間に変化が訪れているのは)自分だけではないのだ」と安心感を得ることができたはずだ。
やり過ぎは禁物!リスクを理解した上で皮オナの快感を
かつて子供だった頃はあまりの気持ち良さに我を忘れて皮オナに励んだ人も、大人になった今はリスクを十分理解できるはずだ。
「皮オナはとっても気持ち良い、けれど度が過ぎるとそれなりのリスクを負うことになる」、ある意味究極の自慰行為だ。オナニーのゴールが射精なのは事実だが、その過程であるシコり方に注意しなければ、将来ペニスが使い物にならなくなってしまう。
節度を守ってやる分には害はない。狂ったように皮オナだけに囚われなければ、「いつも以上にエキサイトできるオナニー」としてオナニーライフにスパイスを与えるだろう。
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