挨拶の仕方、入室後の会話、気を使うべき点などなど、ともかは説明する度に相槌をうった。
一通り基本的な仕事の説明を終え、いよいよ本格的な実技講習に入る。
「それじゃあ、服を脱いでシャワーに入ろうか」
「が、頑張ります!」
恥ずかしそうに、ゆっくり服を脱ぐともか。
スタイル自体は、可もなく不可もなしといった感じだった。
胸が特に大きなわけでもなければ、脚が長いわけでもクビレがすごいわけでもなく「純日本人」な体つきだ。
ただ、やはり若いだけあって、肌の美しさと張りは抜群だった。
シミひとつないきめ細やかさと、もっちりとした今にも吸い付きそうな潤い感。これは、ある程度年齢を重ねた女性には出すことのできない魅力だ。
ともかは恥ずかしがってカラダを隠そうとしたが、そのままシャワーに誘導し、洗体について講習を始める。
そもそも男性経験が少ない彼女は、ペニスを自分から触ったこともほぼないとのことだった。
「こ、こ、これでいいですか…?」
と、耳を真っ赤にしてペニスを洗うともか。初々しい反応に、思わず興奮してしまう。
その後、シャワーから上がると、いよいよベットで実技講習が始まる。
「まずは全身リップから教えるね」
「全身リップ…ですか?」
「うん。男の人が女性のカラダを舐めたりして愛撫するよね? それの逆で、女性が男性のカラダを愛撫するんだよ」
「なるほど。じゃあ、店長さんを攻めればいいんですね?」
「そう。とりあえず、やってみようか」
「分かりました!」
ともかは元気よく返事し、私の乳首を舐め始めた。
軽く吸いつき、舌を口の中で動かすともか。
乳首が舌先で弾かれ気持ちいいが、風俗の接客としてはまだまだだ。
「口を使って愛撫する時は、意識して音を出してみようか」
「音…ですか?」
「ちょっと大きめに出すくらいの方が、エロさが増してお客様ウケがいいんだよ」
「やってみます!」
ちゅ、ちゅ…ぢゅるっ…ちゅ…。
少しぎこちないが、初めてならこんなものだろう。
そのままフェザータッチや吸い舐めを教え、前戯となる技術を一通り説明した。