カメラマンに「倉持はその大きなお尻がいいんだよ」と言われたことをきっかけに、倉持はコンプレックスだったお尻を全面に押し出すようになり、Twitterに自画撮りグラビアを頻繁に投稿するようになったことでネット人気が爆発した。
当時は「無料で見せてしまったら意味がない」「自分の商品を安売りしていることになる」といった声もあり、当時のマネジャーからも反対されていたそうだが、ネットで知名度が高まったことで雑誌グラビアやテレビ・ラジオからのオファーが増加。倉持はグラビア界全体を盛り上げるために「#グラドル自画撮り部」を立ち上げ、それに大勢のグラドルたちが追随したことで一大ムーブメントとなった。
現在、もはや「グラドルがネットで知名度を上げてブレイクにつなげる」というパターンはグラビア界の王道となっているが、その道筋を切り開いたのは間違いなく倉持。それも事務所の大人に命じられたわけではなく、自分で自分をプロデュースして成功したのだ。
「〇〇だからダメなんだ」というネガティブな意見よりも、「〇〇がいいんだよ」という建設的な周囲の意見を参考にし、先々のことや業界全体のことを考えながら徹底した自己プロデュースでチャンスをつかむ…これだけでも一般のビジネスにつながる成功のヒントが隠されているように思える。
異例の「グラドルによるビジネス本」はどのような内容となるのか、現役グラドルやグラビアファンだけでなく幅広い層の人たちに有用な一冊となりそうだ。
（文＝佐藤勇馬／Yellow Tear Drops）
グラビアアイドルの「尻職人」こと倉持由香（27）が、発売中のマンガ誌「ヤングキング」（少年画報社）の表紙＆巻頭グラビアに登場。黒パンスト＆タイトミニスカートの強烈な表紙と刺激的なオフショットに男性ファンたちが沸き立っている。
