「まことちゃん、そんなに気持ちいいの?」
「きっ、気持ち良いです…止められないですっ! あぁっ、あんっ!」
「講習なんだよ? 分かってるの?」
「あっ、あぁんっ! ご、ごめんなさい、ごめんなさいぃ…ひぁっ!」
“快楽堕ち”というのは、こういうことを言うのだろうか。
こんな美人がオナニーを見られて興奮するド変態だなんて、誰が想像するだろう。
これは、店長としては有難いかぎり。本気でエロいことが好きで働いているキャストは珍しく、かなりのウリになるに違いない。
彼女はありのままで売り出す方が良さそうだ。
そんなことを考えながら、目の前で悶える変態オナニストに手を加えてやることにした。
軽く触れるようなキスをすると、まことはむさぼるようにディープキスを求めてきた。
「んっ…んちゅ、ちゅぷ…。んんっ、あっ、あぁんっ!」
「ぷはぁ…濃厚なキスが好きなんだね」
「あっ、あうっ…。すいません。興奮しちゃって…んんんっ! あぁっ!」
こんなに感じていても、彼女は電マを離さなかった。
これはマジでオナニー中毒なのかもしれないな…。
「んっ、もうっ…イ、イキそうですっ! はぁ、はぁ、あっ、ひぅっ!」
カラダをくねらせながら、可愛らしく喘ぐまこと。
そして、いよいよ絶頂を迎える。
「見てて…見ててくださいっ! あぁっ、わ、私がイッちゃうところ…うっ、あっ! あああっ!!」
カラダをビクンビクンと大きく震わせ、彼女は果てた。
電マの無機質な機械音が部屋に響く。
その電源を切り、まことの頭を軽く撫でながら話しかけた。
「気持ち良かった?」
「はぁ、はぁ、はぁ…。すみません店長さん…。すごく気持ち良かったです…」
「それは良かった。講習にはならなかったけどね(笑)」
「あっ! ご、ごめんなさい…」
彼女の変態性が分かっただけで、講習以上の価値があったと思うことにした。
とりあえず、さしあたっての問題は、このバッキバキに勃起したペニスをどう処理すべきかだ(笑)。
(文=小鉄)
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