「風俗で働く女のコって、結構コアな性癖持ちが多いんだよ。まことちゃんのはまだ全然普通くらい」
「そうなんですね。なんか安心しちゃいました(笑)」
「それに、働く上でそういう性癖ってすごくいいウリになるから、どんどん出していこう」
「ほんとですか!? お客さんに引かれたりしないですかね…」
「大丈夫! ちゃんと俺が講習もするし、仕事の内容は教えてあげられるから」
さらっと講習のことを会話の中に盛り込む。
「それなら安心です。その…講習って…」
「まことちゃんはもう採用決定だし、このあと時間があるなら講習しにホテルに向かおうと思うんだけど、どうかな?」
「あっ、えっ、採用ですか!?」
「うん、採用。で、どうする?」
まことは驚いた表情のまま、こちらの質問に慌ただしく答えた。
「えっ、あっ、はい! 大丈夫です、いけます!」
上手く勢いで丸め込めたカタチだ。
その後、手早く必要書類を書かせると、ホテルに向かうことになった。
※ ※ ※
「あうう…なんか、今になって緊張してきました」
「ここまで来たら、あとは頑張るのみだよ!」
ラブホテルの部屋に入った途端、まことは少し弱気になった。
こちらとしては、ここまで来て何もせずに帰ることは避けたかった。
「それじゃあ、服脱ごうか」
「はっ、はい…」
ゆっくりとブラウスのボタンを外し、服を脱ぎ始めるまこと。
恥ずかしさからか、そのスピードは一向に上がらなかった。
それが逆にストリップを見ているような気持ちにさせ、こちらの興奮も高まる。
そして、ついに彼女は一糸まとわぬ姿に。