「あっ! あうぅ!」
ミリムの全身に力が入り、足先がピンと伸びる。
「えっ? ミリムちゃん、もしかして挿れただけでイッちゃった?」
「だって、だって…気持ち良かったからぁ…」
いまにも泣き出しそうな顔のミリム。
その表情に興奮を掻き立てられながら、ピストン運動を再開させる。
「ああっ! あんっ! あっ、あっ、だめ、だめぇ!」
なるほど、と気持ち良さそうに喘ぐミリムを見ながら妙に納得できた。
こんなに可愛いコにこんな風に喘がれたら、誰だって魅了される。自分のアソコで気持ち良くなっている彼女との時間が病みつきになるのも無理はない。
そりゃ、本指名が増えるわけだ。
「てっ、てんちょ…。私…もうっ! イッ、イキそうなのぉっ!」
ぱちゅぱちゅぱちゅとリズミカルな音が部屋に響く。
その音は、私の限界に近づくにつれて速さを増した。
「あっ! あぁ! だめっ、イクイクッ…あぁぁ!!」
「はぁはぁはぁっ。俺も…イクよっ」
イク寸前、膣内からペニスを引き抜く。
勢いよく飛び出した精液が彼女のアソコに大量にかかる。
「店長のセックス…すごく気持ち良かったぁ…」
「あはは。俺もめちゃめちゃ良かったよ」
「っていうか薬あるし、中で出してよかったのに」
「えっ、そうなの? 知らなかった(笑)」
もったいないことをしたなと思ったが、そんな気持ちは彼女の次のセリフで吹っ飛んだ。
「“次は”、いっぱい中で出してね(笑)」
そう言いながら見せる彼女の無邪気な笑顔に、思わず惚れてしまいそうになった。
かくして、私は可愛い女子大生のセフレを手に入れることに成功したのであった。
(文=小鉄)
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