もちろん、すべての踊り子とデキるわけではなく、お相手してくれるダンサーはほぼ外国人。それ用に造られた物置き程度の大きさの小部屋には、一度も干したことのない湿ったマットや布団が敷かれ、ベニヤ板の壁には「NO TIP‼︎」と書かれた紙が貼られていた。これは客ではなく、女のコに対してチップの要求を禁止する注意書きだった。
金髪白肌にコンプレックスをもつ日本人オヤジたちは、憧れのブロンドの外人と本○するため数千円を支払い、番号の書かれたプラスティックの札を手に、そわそわと順番待ち。
小部屋に入ると、ウェットティッシュで股間を拭いてもらい、10分程度パコパコとまぐわう。この劇場の中の“ちょんの間”遊びは、一部を除く多くの劇場で楽しめる裏風俗だった。
そんなストリップだが、2003年、筆者のアンテナに面白いニュースが引っかかった。水戸のキャバクラでストリップが行われているというのだ。これは、ファンならずとも風俗好きなら是非観に行きたい! と水戸まで中古車を走らせたのだった。
情報が少なく、その店を見つけるのは難しかった。しかし、水戸駅周辺の繁華街からかなり離れた路地に、それらしき店を見つけることができた。
その店は雑居ビルに入っているのではなく、大きめのプレハブみたいな簡素な造りの建物で、店内はキャバクラというより、ショーパブやキャバレー風だった。