これを開発したメーカーの広報担当A氏に話を聞くと、「けっこう好評なんです(笑)」と嬉しそうに拘束マットの特徴を教えてくれた。
「マットというシンプルなアイテムなので、大きなウリというのはないんですけどね。ただ、調教プレイなどを楽しむ場合には、どうしてもそれ専用の場所に行く必要があります。たとえば、SMルームだったり女王様のいるお店だったり、という感じで。なぜそこに行くのかと言うと、普通のラブホなんかには拘束具をつなげるパイプとか網なんかがないからなんです。
まあ、単に手枷や足枷を使うだけならどこでもできるワケですが、せっかく拘束しているのに身動きがとれる状態ではテンションが下がるというもの。Sの人もMの人も、拘束プレイではガッチガチにやりたいというのがホンネなのだと思います。
そのため、ドアに設置して枷をつなぐ拘束アイテムなんかもありますが、それだとどうしても不安定になってしまう。結局、思う存分調教プレイを楽しむには専用のSMルームに行くしかなかったんです。
その点、この持ち運び可能なマットがあれば、どこでも拘束プレイが楽しめます。しかも、マットは頑丈でありながらクッション性もあるので安全にプレイできちゃうんです。マットのフック部分に枷をジョイントするだけですから、いろんなバリエーションの拘束プレイを楽しめますよ」(A氏)
その後、記者はA氏にすすめられるがまま、試しに手枷・足枷をつけてマットにつないでもらう。するとどうしたことだろう、身動きが取れないのはもちろんのこと、完全に拘束されてしまった自分の状況にソワソワし、なぜか股間がモゾモゾしてきた。以前から薄々気づいてはいいたが、どうやら自分には拘束されて興奮を覚えるM気質があるのかもしれない…。
ただ手枷をつけられるだけではなく、マットに拘束されて身動きがとれない状態になるとよりM心は刺激される様子。そのプラスアルファの部分を手軽に体験できることが、この『拘束マット』の好評につながっているのだろう。SMの世界に踏み込んでみたはいいが、なんだかイマイチ…なんて思っている人には最高のアイテムと言えそうだ。
■A-ONE『SMart拘束マット』