「あっ、やぁっ…。激しっ! んんっ! あぁっ!」
「喘ぎ声、可愛くて興奮する…」
「ふあっ! あぁんっ! い、言わないでぇ…。あぁ! あんっ!」
膣内をかき回すように動かしたり、奥をつつくように深く挿してみたり、いろんな責め方をする度に、彼女は涎を垂らしながらキャンキャン喘いだ。そのまま腰を打ち付けるようにピストンする。
「ミサちゃんっ! そろそろイきそうっ!!」
「わたしもぉ…もうダメぇ…あんっ! あぁっ!」
「あーイクっ! イクよ!」
イッた瞬間、頭が真っ白になった。
その余韻をしばらく味わい、ゆっくりとペニスを引き抜いた。
薄さ0.02mmの壁に阻まれた精子が、たっぷりゴムの中に溜まっていた。
「はぁはぁ…相変わらず、小鉄君とエッチするの気持ち良くて好きだわー」
「あはは。俺もミサちゃんとするの気持ち良くて好きだよ」
談笑しながらベットに座り、ふたりしてタバコを咥えた。
「エッチした後の一服って、たまんないよね」
「あっ、ミサちゃんも分かる? 俺もそう思うんだよね」
同じ嗜好を持つ者同士、その喜びを分かち合うように、お互いのタバコに火をつけ合った。
(文=小鉄)
【元デリヘル店長の回想録】バックナンバーはコチラ