“肉付きのいいカラダ”と聞いてイメージするのは、痩せすぎておらずデブではない=ぽっちゃり手前の絶妙な体型だと思う。脚なり腰なり部分的なおデブさんもいるが、あくまでカラダのフォルムということで。
筆者的には、痩せているコより肉付きがいいコを抱いた時の方が満足度が高かったりする。ギュッと抱き締めた時の密着感が抜群で、その気持ち良さが癖になるのだ。
今回は、そんな魅惑的なボディを持つ女のコとの話だ。
【風俗嬢とカラダの関係~ミサの場合~】
私がまだ店長に就任する前、通常業務のほかにキャストの管理を任されることが多かった。
「管理」と聞こえはいいが、閑散期や新人が大量に入店し始めた時に、いままでいた女のコがお店を辞めてしまわないよう「ご機嫌を取る」のが役目。要は女のコの愚痴や相談の聞き役だ。
毎日たくさんの女のコから「店を辞めたい」だの「稼げない」だの、こちらがどうすることもできない愚痴をぶつけられて耳が痛くなる毎日。
そんな役目を引き受けていた理由は、店長になりたいという出世欲はもちろん、あるメリットがあったからだ。
「ねー小鉄君! ごはん行こうよ~」
「おーミサちゃん! いいよ、お仕事終わりどこか行こうか」
プライベートでキャストと接触することは禁じられていたが、管理のポジションにいる者だけは「店で話せない内容を聞くために」という名目で、特別に許されていた。
入店して半年ほど経つミサと食事に行く約束をしたが、実際の目的は、食事でも仕事の相談でもなかった。
※ ※ ※
繁華街から少し離れたラブホテルの一室に私とミサはいた。
「ミサちゃん、ほんとにエッチするの好きだよね」
「あはは。お店にバレたら怒られちゃうね(笑)」
ミサは私のセフレだった。きっかけは、彼女が入店して1カ月ほど経ったころに、仕事の相談を受けたことだった。
本指名の返し方に悩んでいた彼女の話を聞き、そのままお酒の勢いとノリでカラダの関係を持ってしまった。その時、ミサは嫌がることもなく、
「こんなに相性いいの初めてかも…」
と、むしろセックスを肯定するような発言をしていた。
それからというもの、ミサはことあるごとに私をプライベートで誘い、何度も肌を重ねるようになったのだった。