本当は講習の決まりなんてないし、むしろ今の時代、やってるデリヘルの方が珍しかった。
「わかりました! 恥ずかしいけど頑張ってみます!」
業界未経験の彼女は、まんまと私の手のひらで踊らされるのであった。
※※※
いつも使用しているホテルの一室。まずはシャワールームで、洗体についての講習だ。
「ボディソープを手のひらで伸ばして、優しく撫でる感じでお客様のカラダを洗おうね」
「こ、こんな感じでいいですか?」
肩、腕、脇、腹、背中…上から順番に洗体していくひかる。
いよいよ下半身に触れようとしたところで、その手が止まった。
「どうしたの?」
「あっ、いや…彼氏以外の男の人のを触るのって初めての経験で…ドキドキしちゃいます」
彼女の呼吸は少し荒くなっていた。
モノを触るというだけで、こんなに興奮するものだろうか…。
そんなことを考えているうちに、ニュルンとペニスが柔らかい手に包まれた。
何も教えてないのに、ペニスと玉を優しく、しかも執拗に刺激するひかる。
「あはっ♪ 大きくなりましたね」
「う、うん。そうだね、とりあえずカラダを流して出ようか?」
さっきまでの恥じらいが嘘のように、ペニスをしごくように洗う彼女顔は楽しそうだった。
シャワーからあがると、バスタオルも巻かず、そのままベットにふたりして腰かけた。
「ひかるちゃんは、彼氏さんとかを攻めたことはある?」
「攻めるっていうのは?」
「んー、さっきみたいに手でしてあげたり、乳首を舐めたりとか」
「あー! ありますあります! っていうか、いつもそんな感じです(笑)」
「OK! それじゃあ、いつもするみたいに俺にもしてくれる?」
話を理解した彼女は、私に覆いかぶさるように寝そべると、ペロリと耳を舐めてきた。