あまりの力強さに驚き、思わずるかチャンに聞いてしまう。
「す、すごく力が強いんだね」
「ご、ごめんなさい。痛かったですか?」
「全然痛くないよ。想像していたよりパワフルだったから驚いちゃった。なにかスポーツでもやってるの?」
「実は、学生時代に格闘技の部活にいたんです」
「え? マネージャーとかじゃなくて?」
「はい。部員として練習してたので、カラダのあちこちに青あざを作ってました」
「そんなに細いカラダなのに、すごいなぁ」
「そうでもないです。意外と筋肉質なんですよ」
「でも、納得したよ。体幹がしっかりしてるからマッサージが上手なんだね」
筆者の背中に跨り、自分の重心をぶらさずにマッサージし続けるるかチャン。体幹がしっかりしているからこそ、力が手の先の一点に集中し、絶妙な力加減となっているのだろう。
それにしても、
こんな綺麗でスタイルのいいコが格闘技経験者だったとは!
そのギャップに、筆者はますます興奮してしまった。
そんなマッサージの最中、背中に柔らかい肉質が触れてきた。
どうやら筆者の目の届かないところで上着を脱いだようで、おっぱいのプニュプニュした感触が伝わってきたのだ。
はぁぁぁ、本当に気持ちいい。
日ごろの疲れが一気に揉み解されていく。
その気持ち良さは、眠気を催すほどだった。
ここで、るかチャンが筆者の手を取って背中に回し始めた。肩がガチガチに凝っているこちらからしたら、ちょっと苦しい体勢だ。
この状態でマッサージを受け続けていると、肩甲骨周辺がみるみる緩んでくるのが分かった。
こんなマッサージ方法があったとは!
気持ち良さと驚きを連続で与えてくれるるかチャンだったが、こんなのはまだまだ序の口だった。