「それじゃあ、とりあえず入室からの手順を説明するね」
「よろしくお願いします」
「まずは靴を揃える、挨拶をする。それから…」
私利私欲で講習してるのは間違いないが、どうせなら今後お店の利益につながるようにしておきたい。
ということで、基本的なことを徹底的に叩き込んでいく。
…
……
「それじゃ、シャワーを浴びようか」
「う、うん。脱いだらいいのかな?」
「そうだね。恥ずかしがらずに」
「うー、恥ずかしいに決まってんじゃん…」
「まぁ、そういう反応も結構お客さんにウケるから、恥ずかしがってても問題ないよ」
言葉通り、恥ずかしがりながら服を脱いでいく美月。
現れたのは、絹のような滑らかな肌の、白く美しいカラダ。
グラビアイドルもびっくりの抜群のプロポーションだった。
こんなカラダを毎晩のように好きにできるなんて…ユウスケめ。
「美月ちゃんすごいね。綺麗なカラダ」
「もー、やめてよ! 恥ずかしいんだから。早く行こう!」
背中を押されてシャワー室に入った。
「それじゃあ、洗体を教えていくね。まずはボディーソープを手に取って…」
真剣な眼差しで、時おりうなずきながら説明を聞く美月。
どうやら仕事に対する意識は高そうだ。
彼女ほど美人でスタイルもいいコが真剣に仕事に取り組めば、間違いなく人気が出るだろう。
そして、いよいよベットタイム。
シャワーから出ると、ふたりでベットに腰掛けた。
「とりあえず、全身リップからかな」
「全身リップ?」
「お客さんのカラダを舐めて愛撫するんだ。男が女にやることの逆バージョンだね」
「なるほど! よし、いきます!」