その後、ふたたび会場内で彼女とばったり。彼女は俺を見つけると、「さっきはありがとうございます」と会釈をしてきて、「それ、どこのワインですか？」と、ふたたび俺の持っているグラスを指さしてきた。
それに「あっちのカウンターでもらえたけど」と答えると、彼女は「違いますよ。どこ産のどんなワインなのかなって思って」と笑顔を弾けさせる。続けて、「あれ？ もしかしてイジワルでしたかね」と笑った。
そんなやり取りで仲良くなった俺と彼女は、その後も一緒に会場を回ることに。そのうち彼女は酔ってきて、いつの間にかいい雰囲気になっていた。
会場を出るとすでに暗くなっており、「まだまだ飲みたいけど、少し休みたい」という彼女を連れてラブホへ。チェックインして部屋に入るなり、ソファの上でお互いワインの匂いがする口を重ね合わせ、そのままベッドになだれ込んだ。
服を脱がせるとワインレッドのブラがあらわになり、その上から胸を揉むと彼女の口からワインの香りが漂う。キスをしながら下半身をまさぐっていると、彼女はどんどん乱れていった。
この日をきっかけに俺たちは付き合うことに。しかし、すぐに別れてしまった。今年もひとりでワインイベントに行こうと思っている。
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