そのまま指を彼女の中に埋没させ、クニュクニュと内側をマッサージするように刺激する。
んあっ! あぁ、あんっ!
カラダをくねらせて快感を表現するさくら。
全身に力が入ってるあたり、演技ではなさそうだ。
「さくらは感じやすいし可愛いから、すぐに売れるようになるよ」
「はい…頑張ります!」
「俺もバックアップしてあげるからさ…」
そんな話をしながら、枕元にある避妊具をつける。
私に抱かれることを容認したのか、その光景を見ても何も言わないさくら。
「じゃあ、挿れるよ?」
「はい…」
一気に彼女の中に入る。
ぎゅっと私の腕を握るさくら。
私よりもずっと小さなカラダは、小刻みに震えているような気がした。
私は構わず腰を振った。
「あっ、ああっ! ふあっ…あぁ!」
さくらは思った以上に敏感で、膣内も感じるタイプだった。
腰を打ちつける度に、可愛い声を漏らした。
小柄な女のコとやると、なんともいえない征服感に満たされる。
オモチャのように軽いカラダは、どんな体位でも可能だ。普通なら、カラダを動かしたり持ち上げたりがスムーズにいかなかったりするが、さくらは特別小柄だったので、さまざまな体位が楽しめた。
20分ほど彼女のカラダを堪能すると、絶頂の時を迎えた。
「あっあっ! 店長…もう、イ、イッちゃいそうですっ!」
「あぁ、俺も、もうイキそうだよ…、うっ!」
愚息は彼女の中でびくんびくんと脈打ち、たっぷりコンドームにザーメンが注がれた。
「気持ち良かったです…店長」
「俺もだよ、さくらちゃん」
「私…これからも頑張りますね」
「うん、いつでも相談に乗るからね」
ただ私欲で抱いただけなんだけどね…。
とはいえ、なにがきっかけで人気が出るのかも分からない。もしかしたら、と都合のいい夢を見つつ、私はベットに座り直してタバコに火をつけた。
(文=小鉄)
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