【元デリヘル店長の回想録】頑張り屋なロリキャストの熱意を利用して楽しませてもらった話

※イメージ画像:Getty Imagesより

 

 どんな業界・業種であっても、仕事に対してひたむきに努力する女の子というのは、とてもキラキラして見える。

 特に風俗のような堕落してしまう人間が多い世界では、なおさらだ。

 だが夜の業界では、いわゆる「頑張り屋さん」な人間は、利用されたり騙されたりする傾向が強い。

 そして現役時代、私は常にそうした女の子を騙す側にいた。

 今回は、そんなゲスな私の餌食になってしまった、ひとりの女の子のお話だ。



【風俗嬢と体の関係~さくらの場合~】


「あのぅ…店長。少しだけお話いいですか…?」

「おぉ、さくら。どうしたの?」


 夏のボーナス商戦が終わり、客足が落ちつき始めた9月上旬。

 入店して4カ月ほどになるさくらが、不安げな表情で店長室の扉を叩いた。

 艶のある綺麗な黒髪、前髪はパッツン、147cmというちっちゃなカラダに大きくないバストとヒップ。幼児体型と呼ぶにふさわしいカラダのさくらは、それに似つかわしくない、ピンヒールとドレスのような仕事着で、大人っぽく見せようと必死だった。


「さくら、前にも言ったけど、そういう服装はやめなよ」

「う、うう…。でもぉ…ほかのみんなはこういう服装ですし…」

「さくらにはさくらの良さがあるんだから。そんなチグハグな服じゃ逆効果だよ」

「す、すみません…」

 彼女が劣等感のようなものを感じているのも無理はない。

 というのも、ウチの店は高級志向で、どちらかといえば「イイ女」系のキャストが多い。自然と、スタイルのいい人間がたくさん在籍することになる。

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