本来ちょんの間というのは、短時間でちょこっと遊ぶから「ちょんの間」というわけだけど、まあ韓国だって同じだろう。そんなミアリから、そもそも連れ出しができるのかが疑問だった。
そこで、気に入った女のコがいる店を見つけて、店のおばちゃんに直接交渉してみることに。
「おばちゃん、アガシ(女のコ)を店から連れ出してデートしたいんだけど、できる?」
「どのコ?」
「あのコとあのコ」
すると、おばちゃんがふたりの女のコに何か聞き、
「いいよ」
と意外に簡単にOKが出たのだった。問題はカネ。
「カムサハムニダ。で、おいくら万円?」
数回の値切り交渉の末、2時間ひとり20万ウォン(約2万円)と、意外と安く連れ出せることになった。
ミアリの通常の一発料金がビール付きで8万ウォン(約8000円)からすると、コスパはかなり高い(笑)。
ここまではありがち(?)な話なのだが、このあと徐々に韓国文化やちょんの間の女のコたちが置かれている実情が露わになってくるのだった。
4人で向かったのは、女のコたちオススメのミアリ近くにある焼肉屋さん。日本でもキャバクラの同伴出勤やアフターでは焼肉が定番。そのへんは共通ってことらしい(笑)。
「お名前は?」
「ヨナとジュリよ。歳はヒミツ(笑)。おじさんたち、韓国は何回目?」
「5、6回目かな。女の子は可愛いし、食べ物も美味しいよ。サムギョプサルやソルロンタン(お粥)が好きかな」
「私もソルロンタン大好き!」