「私も〇〇大好きなんですよ」
「レベルどれくらいなんですか?」
「今やってるイベントはクリアしました?」
などと立て続けに聞いてくる。どうやら彼女もかなりやり込んでいるみたい。
私は好きなゲームの話が出たので、途端にテンションが上がり、それからずっと彼女とゲームのことで盛り上がった。
そのうち「一緒にプレイしよう」となり…なぜか私のアパートに彼女が来ることに。
女のコを家に呼んだことなどなかった私は、あまりの急展開に焦りまくったが、美女と遊べるということに思い切り舞い上がった。
アパートにつくなり、彼女と一緒にプレイ開始。それはとても楽しく、あっという間に時間が過ぎていった。
気づけば夜遅くなっていたが、とにかく彼女と一緒にいたかったので、時間のことには触れないようにする。しかし、彼女が「眠くなってきちゃった」といったんゲームを中断すると、「そろそろ帰ろうかな」と呟いた。
何とか阻止したかったが、どうすることもできない。しかし帰ってほしくはない…。そんな苦悩が顔に出ていたのか、彼女は私のことを見ると、「帰ってほしくなさそうだね♪」と笑顔を向ける。続けて、「今日は泊まりでゲームしよっかな」と言ってくれた。
飛びあがりたくなるほど嬉しいのをジッと我慢して、一緒にゲームを楽しむ。そして深夜になると彼女はついに私のベッドに入った。
以前、オンラインゲームの仲間とオフ会をしたときのこと。 そのオフ会は、まずカラオケで遊んだあと、近くの居酒屋に行って食事をするという流れだった。なんか流れが逆な気もしたが、オフ会を主催した人は、日ごろから「カラオケが大好き」と言っていたので、親睦を深めるには「まずカラオケ」と考えたのだろう。