風俗業界でよく耳にする、店長やスタッフによる女の子の“えこひいき”話。
風俗におけるえこひいきとは、可愛いコや実力のあるコを差し置いて、自分のお気に入りやカラダの関係を持っている女のコに優先して仕事をつけるという行為だ。
実際にこういった行為はあり、特に店長に気に入られてたくさん仕事をつけてもらおうとするキャストは少なくない。
今回は、仕事のために店長である私にカラダの関係を迫ってきた女性との話だ。
【風俗嬢と体の関係~愛の場合~】
愛は24歳の若妻だった。
特別可愛いわけではなく、モデルのような高身長でもなければ、グラビアアイドルのような大きなバストの持ち主でもなかった。
中の上といったところの、ごくごく普通の女のコではあったが、彼女にはひとつだけ才能があった。
ただ、これを「才能」と呼ぶには戸惑いもある。なぜなら、それは店舗で禁止されている行為だからだ。そう、彼女の才能は、
“顧客からの本番の要望に100%応えること”
なのだ。本番強要が酷いだとか、無理やり挿入されただとか、店にそんな訴えすらない。愛には、おおよそ貞操観念と呼べるものがなかった。