このコたちがいるということは、いつも行動を共にしているふたりもじきにやってくるだろう。なんて考えていると、後ろから抱きつかれた。
みい「てーんちょ♪」
みさき「こら、店長が困ってるでしょ」
みいのEカップ巨乳を背中で感じた。ノーブラかと思うくらい、むにむにとした柔らかさが直に伝わってきた。
「みいちゃん。その、当たってるんだけど…」
みい「当ててんのよ」
みさき「バカなこと言ってないで離れなさい!」
みい「いぃーやぁー!」
みさきは常識人だ。粘るみいを引き離し「すみません」と会釈する。
彼女にみさきという名前を付けたのは私だった。
理由は女優の「伊〇美咲」にそっくりな美人だからという安直なものだが、風俗店の源氏名はそのくらいでちょうどいいのだ。
りお「店長ー! このあと5人でカラオケ行こうよー!」
まり「あっ、それいい! 飲み足りないし歌いたーい」
みい「あたしもー! いきたぁーい!」
結託して二次会をせがむ3人、しかも俺と彼女たち4人限定で…。
「決まってるじゃないか! 行こう!」
アルコールが入っていたこともあり、お店の女の子ではあるがハーレム気分が楽しめると踏んで快くOKした。
みさき「店長、いいんですか?」
「うん、大丈夫。みさきちゃんも楽しんでね」
申し訳なさそうな顔で私の顔を見るみさきに、そう返事した。
こういう気立てがいいところが彼女の人気の秘密なのだろう。
こうして、忘年会終了後、私たちはカラオケに向かった。