ラブホテルに入室した途端、ちづるはあたりをキョロキョロと見渡し始めた。
「なんかラブホテルって久しぶりで、ドキドキしてきちゃいました…」
「旦那さんとは全然来てないの?」
「そうなんですよ-。前まではたまに来てたんですけど、結婚してからは全然なくて」
「あはは。これから仕事で何度も使うことになるから、またすぐに慣れるよ」
彼女は“そうですね”と小さく相槌を打って笑う。
緊張がほぐれたのか、面接時よりも自然な笑顔だった。
「それじゃあ、まずはシャワーを浴びようか」
「は、はい!」
脱衣所で服を脱ぎ、お互いに裸になる。
全貌が明らかになった彼女の体は、やはり抜群のプロポーションだった。
長い手足にはっきりしたくびれ。若々しさが感じられる色白の肌に、思わず息を呑む。
「ちづるちゃん、本当にスタイルいいね」
「そ、そんな。恥ずかしいです…」
片手で胸、片手でアソコを必死に隠そうとする仕草が男心をくすぐる。
見ているだけで勃起してしまいそうになるのを悟られぬよう、私は急いでシャワールームに入った。
ふたりで一緒にシャワーを浴びながら、体の洗い方や密着洗体の方法を教える。
ちづるはコチラの教えをよく理解し、サクサクと技術を覚えていく。
(この調子なら即戦力だな。よし、次はベットプレイを見せてもらおう)
シャワーを終えた後、濡れた体を拭いて、そのままベットにふたりで腰掛ける。
「それじゃあ、ちづるちゃん。俺をお客さんだと思ってイカせるまで頑張ってみて」
「わかりました! フェラとか手コキとかですよね?」
「そうだね。お客さんからの要望がないなら、基本的にフィニッシュはフェラでしてあげて」
「了解です!」
元気よく返事したちづるは、私をベットに押し倒し、覆いかぶさるようにして耳を舐め始めた。
んちゅ、ぺちゃ、んちゅ…。
耳元で唾液音が響く。
いやらしく官能的な音に体がブルッと反応する。
「フフ、耳舐め好きなんですか?」
さっきまでの可愛らしい声から一転、セクシーな囁きで言葉責め。
実際、気持ちいいんだから反論できない。私は大人しくコクコクとうなずいた。