有楽町駅から新橋駅に向かうと、そこはもう「銀座の中の銀座」。ハイソなクラブ街となり、風俗店は望むべくもない。可能性があるとすれば、コリドー街周辺ではないかと睨み、同じく高架沿いの路地を歩いてみた。
この辺りは、40年ほど前、筆者が高校生の頃来ていたライブハウスがあった路地だ。当時は暗いだけの路地だったが、現在、そこはおしゃれな飲食スポットに生まれかわり、道ゆく人々も少なくない。やはり、ここにも風俗の「ふ」の字も見当たらないのだった。
そこから、銀座の今の顔となった「銀座シックス」を撮影しようと中央通りに出ると、そこで思いがけないものを見つけた。メイドカフェである。アキバの萌え文化は、銀座にまで来ていたのだ。
これは銀座のクラブ街も見逃してはならないと歩いてみると、ほんの数分でお色気系の飲み屋を立て続けに発見することになった。一軒はバニーのビアバーで、もう一軒はSMバーである。
そういえば、銀座界隈にSMバーがひっそり増えているという話は聞いたことがあった。その多くは会員制で、看板は出していないことが多いらしい。看板を出しているこのSMバーは、一見客もOKということだろう。
