いちかは手コキを中断し、フェラチオの体勢に入る。
ゆっくりと彼女の口に入る愚息。
ディープキスの気持ち良さから予想はできたが、フェラのテクニックもハンパなかった。
じゅぷじゅぷじゅぷと、いやらしく部屋に響く唾液をすする音。
それだけでなく、時折こちらに目線をやったり、舌を口内で高速で動かすことでいろんな刺激を与えてきたり…。
そこらの風俗嬢より、よっぽどテクニシャンだ!
フェラは勢いを落とさず、ペニスを刺激し続ける。
直前まで手コキでヒーヒー言わされていた私が、そんな最高テクニックを持つフェラに数分と耐えられるはずもなかった。
「あっ、だめだ。いちかちゃん! イクッ! イクよっ!」
脚が震えてしまうくらいの快感。
放出された精液は、すべて彼女の口の中に注がれた。
ティッシュを取ってそれらを吐き出した後、さらに彼女は私のペニスをしゃぶってお掃除フェラしてきた。
「んふふ、いっぱい出ましたね♪」
「いちかちゃんのテクニックなら当然だよ。本当に気持ち良かった」
ただ責められただけなのに、セックスした後のような疲労感を感じた。
なるほど、責められる側っていうのも体力を使うものなんだな…。
責められることの快感と疲労感を同時に学べた講習であった。
(文=小鉄)
【元デリヘル店長の回想録】バックナンバーはコチラ