【講習開始】
「いちかちゃんは、男性経験豊富なの?」
「どうなんでしょう…。多分10人は超えてますけど、そこまで多くはないです」
ホテルに入室し、シャワーを浴びるために一緒に服を脱ぐ。
経験人数はそこまで多くないというが、初対面である私の前で服を脱ぐのをためらわないところを見ると、回数はかなりこなしてそうだ。
露わになった彼女の体は、服の上からでは分かりにくかったが、かなりのナイスバディだった。
きめ細やかな肌に女性らしい曲線を描くくびれ、ハリがあってツンと上向きの乳首が可愛らしいDカップほどのバスト。
抱きしめると壊れてしまいそうな華奢な体ではあるが、決して痩せ過ぎというわけではなく、ほどよく肉もついていた。
ゴクリ…。
自分の喉の音が部屋に響いたのではないかと思うくらい、大きく息を呑んだ。
「て、店長! 早くシャワー行きましょうよ! じっくり見られたら恥ずかしいです…」
いちかは私の手を取って、強引に引っ張ってきた。
「ご、ごめんごめん。見とれちゃった」
「もー! そんなお世辞はいいですって(笑)」
お世辞じゃないんだけど…とフォローする間もなく、シャワールームに入った。
正確には、押し込められたカタチだ。
「よ、よし。とりあえずシャワーからだね」
「はい! お願いします!」
いちかの手のひらにボディーソープを出させて、グリンスを少量混ぜる。
そして、手のひら全体でマッサージするように私の体を洗わせた。
くすぐったいような気持ちいいような…なんとも表現が難しい快感。
類似するのは、フェザータッチされる愛撫の快感だろうか。
そんなことを考えていると、いちかはおもむろにペニスの先を手で刺激し始めた。
「うおっ!?」
「あはっ♪ ちょっと大きくなってますよ?」
いたずらっぽく楽しそうに笑ういちか。
ここで私は、面接のときの言葉を思い出す。
「責めるのはわりと好きだったりします」
この言葉の真偽を確かめるべく、シャワーでプレイしたい気持ちを押さえ、彼女をベットに誘導した。
「いちかちゃん、責めるのはわりと好きって言ってたよね」
「はい♪ 男性が感じてるところって、可愛くて好きなんです」
「それじゃあ、俺にそのテクニックを見せてくれるかな?」
「もちろんです! 頑張りますね」
シャワーから上がり、お互いの体も乾かぬまま、ベットに寝そべった。