【ホストクラブの話】
知らない人が多いかもしれないが、ホストクラブの客は7~8割が風俗嬢だ。
ということで、風俗で働いている女性でホストクラブに通っている人の割合は高い傾向にある。
風俗嬢同士で自分が通っているお店や指名しているホストの情報交換など、集団待機場ではよく見られる光景だ。
最近のホストクラブは、高いお酒などを頼まなければリーズナブルな価格で楽しめる店が多く、初回なら無料で飲めるなんて店もチラホラ見かける。
特に都市部ではホストクラブの数も多く、「初回まわり」なんて呼ばれる飲み方も風俗嬢の間で流行っているようだった。
しかし、そんな話はホストに行かない女性には不愉快に聞こえる様で、
「待機場のホスト狂いの女の子たちがウザイ」
「ホストの話を待機場でしないで欲しい」
というクレームがちょこちょこ上がっていた。
お店によっては、“待機場でホストの話は禁止”というルールを作るところもあるほどだった。
それほどホストの話は風俗嬢の間ではメジャーなネタなのである。
【まとめ】
今回、風俗嬢たちが待機場でどんな話をしているのかについて書いたが、いかがだっただろうか。
正直なところ女性同士で
「どうしたら指名が取れるか」
「こんなお客さんにはどんな対応が最適か」
なんて仕事に関係するような会話をしているキャストは、なかなかいない。
そもそも売れているキャストというのは、出勤してから待機室に来るようなことはなく、
常に仕事に出ずっぱりだ。
従って仕事意識の高い売れっ子は、待機室でベラベラと話している暇もない。
「待機場で愚痴を言っているキャスト=売れない・売れていない」なんて業界ではよく言われるが、あながち間違いではない。
(文=小鉄)
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