「保育士はエロい女が多い」とまことしやかに囁かれる都市伝説。果たして、その噂は本当なのだろうか?
母性本能が強いことが転じて「セックスの時になんでも言うことを聞いてくれる」という流れで、根拠なんてまったくない。
だが、そんな話を聞いて、現役保育士でかなり強めの性欲を持ったキャストを講習したことを思い出した。今回はその時の話を紹介したいと思う。
【風俗嬢と体の関係~くるみの場合~】
寒い冬も終わりを告げ、桜が咲き始めようかという3月中旬。
その日やってきた面接の女性は、現役保育士という珍しい肩書を持っていた。
「くるみちゃん的には、現役保育士っていうのは隠した方がいいよね?」
「そう…ですね。バレるとさすがにまずいので(笑)」
今年で23歳になるという彼女。
保育士らしい清楚な雰囲気で、風俗で働こうと考えてるようには見えなかった。
保育士だけの給与ではなかなか生活ができず、この業界に飛び込む決心をしたという。
「でもどうして風俗に?」
「キャバクラとかだと、保護者の方と顔合わせちゃう可能性があって…」
と、少し気まずそうに目線を外しながら事情を語った。
彼女の顔立ちは、それぞれパーツが整っていて、間違いなく美人だった。表情が多少暗くても、十二分に魅力的だった。
「風俗ならバッタリ出会うのは旦那さんの方ですし、風俗店で会ったなんて奥さんにも言えないと思って」
「なるほど、ちゃんと考えた上で風俗を選択したんだね」
まぁ、匿名で保育園に電話されたら終わりだと思うけど…。なんてことは言わずに、採用することにした。
「よし、分かった! それじゃあ、採用ということで」
「あ、ありがとうございます!」
そして、いつものパターンで探ってみる。
「業界未経験の人には必ず講習を受けてもらってるんだけど、大丈夫かな?」
「あっ、すいません。えーっと、講習っていうのは?」
「お客さんにつく前に、俺が一通り仕事を教えることだよ」
くるみは“なるほど!”という顔で首を縦に振った。
「大丈夫です! 今からですか?」
「そうだね、じゃあ、ちょっと行こうか」
面接を切り上げ、事務所を足早に立ち去る。
私の頭の中は、とりあえず、
この子可愛いから講習したい!!
という思いでいっぱいだった。