――別人になるなんて、すごいですね。新人グラドルさんの中には、その“憑依”ができなくて苦労する人も多いと思いますよ。
高梨:素の状態だったら、恥ずかしくて何もできませんから。無理やり別人になっている感じですよ。
――それってすごいことだと思いますよ。グラドルさんの中には、何本も出しているのにまともに演技ができない人もいますから。女優の仕事とか向いているんじゃないですか。
高梨:そんなすごいことじゃないですよ。なんか、そんな風に褒められると照れちゃいます(笑)。
――素が照れ屋さんなんですね。それって子どものころから?
高梨:う~ん。どうだろう。子どものころは、けっこうマジメなタイプだったかな。あまり人前に出るようなコじゃなかったんです。おとなしいというか。
――今では自分を見てもらう仕事をしているワケですから、だいぶ変わったんですね。
高梨:でも、いまだに人前に出るのは恥ずかしい。だから、撮影会とかもほとんどしてないんです。
――そうなんですか!? グラドルといえば、撮影会がメインの仕事というイメージもありますが。
高梨:撮影会、苦手なんです…。ホントはもっとちゃんとしなきゃって思うんですけどね。どうしても直接見られるのが恥ずかしくて…。だから、デビューしたものの、グラビアの仕事というとDVDばっかりなんです。
――雑誌グラビアは?
高梨:それは何度かありますが…。私よりも人気があるコっていっぱいいるので、雑誌に呼ばれることはまだまだ少ないですね。でも雑誌グラビアもどんどんやっていきたいですね。イメージDVDとはまた違った魅力を見せられると思いますから。
――魅力というのは?
高梨:大人っぽいところ、かな。お姉さん的な魅力。今のグラビア界には、身長が低くて胸が大きいタイプのコが多いと思いますが、そういったコたちとはちょっと違うアダルトな雰囲気で勝負したい。自分で言うのもおかしいですが、「イイ女」っていうんですか、そういう魅力的な女性になりたいと思っています。
――彼氏や夫が自慢したくなるような女性?
高梨:まさにそれ! 付き合っている男性が自慢できるような女性っていうのを目指しているんです。