片言の日本語で間に入り、そのまま店へ。スレンダーなお姉さんを含め、3人で乾杯したのでした。
おいら的には、お国であの商売をしていた女のコなので、当然、こっちでも「デートOK」なんだろなという頭で飲んでいたんです。
すると、すっかり頭の中を見透かしたお姉さんに、こっそりと釘を刺されてしまいました。
「ウラジオデ妹トセックスシタノハ秘密ヨ。ウチノ店、デートアリマセン」
よほど脂ぎって見えたんでしょうけど、栄町のイメクラでヌイてきたばかりなので、最初からその気はなかったんですけどね(笑)。
筆者の自宅は千葉からは離れているので、その後は飲みに行くこともありませんでしたが、彼女はたっぷり稼いで帰ることができたのでしょうか。
偶然とはいえ、ちょっと嬉しくてちょっと照れくさい、海を越えた晩夏の再会でした。
(写真・文=松本雷太)