気づけば、エレアの秘部はシーツが濡れてしまうほどよだれを垂らしていた。
「うん。じゃあ、挿れちゃうね」
ゆっくりと彼女の中にガチガチに固まったペニスを挿入する。
「んんっ!! あぁ…」
大きく体をのけ反らせ、グッと枕を握りしめるエレア。
(いい反応だなぁ。動いたらもっとやばそう…)
私は彼女の腰に手を添えて、正常位のままピストン運動を始める。
エレアの膣内はびちゃびちゃに濡れていて、ローションプレイをしているのかと錯覚してしまうくらいの水分量だった。
ペニスが出し入れされる度、「ぐちゅぐちゅぐちゅ」といやらしい音が部屋に響いた。
「ふあっ…。てんちょ! あっあぁぁ! 気持ちいぃ、気持ちいですぅ!!」
メス犬が吠えるように、キャンキャン快感に喘ぐエレア。
その表情は快楽に堕ちており、理性のかけらもない。
気持ち良さを求めるただのメスだ。
(全国3位に輝くほどの人気嬢が、まさか店長にタダマンされているなんて誰も思わないだろうな…)
そんな背徳感にも似た感情を抱いているうちに、いよいよ射精感がこみ上げてきた。
「ああっ! あんっ! も、もうっだめぇ!! イきそうっ…イきそうです!!」
「あぁ、俺も出そうだよ。受け止めてねエレア! イクよっ!!」
ビクンとペニスが脈打ち、大量の精液が彼女の膣に流し込まれた。
エレアがピルを飲んでいなければ、妊娠していたかもしれない。
すべてを出し切った後、ペニスを彼女の中から引き抜くと、すぐさまエレアはお掃除フェラ。そして、尿道に残る精液をすべて吸い上げて綺麗にし、私の顔を見て微笑んだ。
「えへへ。店長、気持ち良かったですよ」
「あはは、それは良かった」
その場の空気をごまかすように、私はタバコに火をつけた。
喫煙可の部屋を選んでよかったと思った。
その横でピッタリと寄り添うエレア。
彼女の好意に気付きながらも、今の生活を壊したくないがために、私はその気持ちに気づかないフリを続けるのであった。
(文=小鉄)
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