睾丸マッサージしている指の一本が、アナルの周りをほぐし始める。
「あっ、ちょっ! ルナちゃん!?」
「うふふ。前立腺マッサージも得意なんですよ、私」
そう悪戯っぽく笑うルナ。
あっ、これ絶対やられちゃうパターンだ。
なんとか拒否する方法を考えていたが、それも虚しく、気付いた時には、彼女の指の先っぽが私の中に侵入していた。
「うっ…くぅ…!」
「店長さん、女の子みたいな声出すんですね」
色っぽい声でそういうと、彼女はさらにオイルを継ぎ足し、私の奥深くを指で犯し始めた。
「ふっ…。うぁぁ! ぐうっ…」
「ピクピクしてて可愛いですよ店長さん」
初めての前立腺への刺激。
抵抗できない、我慢できない、力が入れられない。
逃げ場のない刺激に、早くも限界を迎えてしまうことに。
「も…もうだめだっ! うっ…うぁぁ!」
ドロリと、ペニスの先から勢いなく精液が流れ出た。
前立腺で射精すると飛び出さないというのは、どうやら本当らしい。
今までに感じたことのない、いわゆるドライオーガズムの感覚に、私はぐったりとした脱力感と心地よい疲労感を感じた。
「んふふ。どうでしたか?」
「すごく良かったよ…。でも、これじゃあ講習になってないね(笑)」
「本当ですね。それじゃあ、少し休んでからまた教えて下さいね」
「ごめんね、ありがとう」