アダルトグッズ研究所のおたけ所長と研究員の植野くん、アントニーくんが怪しげな水晶玉で実験中。手をかざすだけで姿を変える幻想的なプラズマよりも、なぜか彼らの不思議な指先に目を奪われてしまい……。今月はビリビリッと激しい刺激で女性を虜にできる夢のフィンガーマジックアイテムにズームイン!
――今月は指にはめるローター「クイックポインター」シリーズです。
アントニー:この「クイックポインター」は、これまでのグッズと比べると、あっさりしてますよね。
植野:そうそう。以前の乳首を吸うグッズなんて、技術の粋を詰め込んだ感じでした。でも、「クイックポインター」をいただいたとき、言葉は悪いけれど“チープ”という印象で……。
おたけ:アダルトグッズは、作り込んだものはもちろん、低価格で気軽に使えるというコンセプトも大切なんだぞ。この「クイックポインター」は単なる指サックに見えるけれど、きちんとローターを搭載して、振動による快感も味わえるんだ。
アントニー:ホントだ。サックの中にローターが入っているんですね。
植野:小さいけれど、振動はかなり強い。ヘタなローターを使うより、はるかに気持ちよくなれそうです。
――この「クイックポインター」は2種類あって、ピンクとブルーでボディ部分のデザインが違うんですよ。
アントニー:ピンクはヒダヒダで、ブルーはイボイボになっていますね。
植野:先端のくぼみの大きさも違うのか。ブルーは乳首が大きい人向けということですかね。
おたけ:この大きさだとポケットに入るから、持ち運べるのもうれしいな。
植野:先日沖縄で仕事があったんですけど、アイコスと「クイックポインター」だけを握りしめて出かけました。
アントニー:さすがにウソだろ!
植野:それくらい持っていきやすいんやって。それで仕事終わりにほかの芸人と一緒に合コンに行ったとき、ボクに食いついてきた女の子に使ってみようと思ったんですよ。
おたけ:きちんとグッズを使おうとする姿勢はイイな。それで?
植野:しかも、その子は米兵と付き合っているという話で、もうハーフとしてはキープするしかないと。
アントニー:間違いないね。
植野:それでイイ雰囲気になってきたとき、彼氏の写真を見せてくれたんです。それががっつりタトゥーの入ったムキムキの男で、虎の首に手を回しているシーンだった(苦笑)。
おたけ:それはきついな。
植野:明日もここで舞台があるのに、手を出したら米軍が乗り込んでくるんちゃうかと。それで結局、使うのを断念したんですけど……。
おたけ:まあ、そうなるか。ただ、女の子がいる店でのコミュニケーションツールとしては使えそうだな。あらかじめ指にはめた状態でお店に行ったら、女の子が「なに、それ?」みたいな。
アントニー:違和感ありすぎでしょ!
植野:いや、大丈夫だって。いきおい、シザーハンズみたいに全部の指にはめておいてもいいくらい。
アントニー:それはもう不審者だろ!
おたけ:いやいや。最初は手に当ててみたり、女の子同士で使ってもらううちに興味が出てきて、最終的には「使って!」みたいになるよ。
アントニー:なるかな~。
おたけ:「クイックポインター」には、それくらいのポテンシャルはある。
植野:普通のエッチのときも、バイブなんかと違って、女の子も拒否感なく使わせてくれそうだし。
アントニー:ホントに?
おたけ:疑うなら実際に試してみよう。(同席していた美人広報さんに)それじゃ、ちょっと手に当てさせてよ。
植野:また、始まった。
おたけ:大丈夫、大丈夫。あくまでこれは実験なんだし、手くらいならセクハラにはならないでしょ。
アントニー:いや、ダメな気がしますけれど。
おたけ:よーし。それじゃ、次はお胸に……。
――はい、アウトー!
(構成=丸山大次郎/写真=斎藤大嗣)
『クイックポインター』発売/エーワン 価格/734円(税別) 指先に装着するだけで、乳首やクリトリスを手軽に刺激できるサックタイプのローター。先端に搭載されたローターの強力振動が、狙った快感ポイントを責めまくる。ボディは2タイプあり、「クリクリピンク」はヒダヒダ、「コリコリブルー」はイボイボで異なる刺激を味わえるのもポイント。電池の交換や充電はできないが、電池が切れてもヒダヒダやイボイボの指サックとして使い続けられる。また、コンパクトかつ軽量なので、バッグにサッと収納可能。ポップでユニークなデザインは、オナニーはもちろん、カップルのエッチで使っても楽しめる。 『A-ONE』
アダルトグッズの総合卸売メーカー。新商品開発から卸売り販売、マーケティング・サポートと、アダルトグッズに関するさまざまなニーズに応える。
公式HP〈https://www.a-one-tokyo.com〉
アダルトグッズ研究所
[写真左から]アントニー(マテンロウ/1990年、東京都出身)、おたけ(ジャングルポケット/1982年、東京都出身)、植野行雄(デニス/1982年、大阪府出身)の3人によって設立された研究機関。前連載から継続しておたけが所長となり、アダルトグッズの魅力を仲の良いハーフ芸人2人に教授していく。