――そんなコがどうしてまたAVの世界へ飛び込んだんですか。
大槻:18歳からOLとして働き始めたんですけど、とにかく毎日怒られて…。どんなに頑張っても誰も褒めてくれなくて、「このままでいいのかな…」って考え始めたんです。1年くらい遊ぶこともできなかったんで、けっこう病んじゃった。そのころにAV関係の人に声をかけられたんです。
――それはスカウト?
大槻:友達の知り合いがAV事務所で働いていたんです。その友達は私をAV女優にしたくなかったみたいだけど、私の方から話を聞きに。
――アグレッシブですね。
大槻:女優になる気はなかったんですけどね。最初は、「ご飯をご馳走してくれる」ってことで会いに行ったんですよ。
――AVの世界は怖くなかった?
大槻:そりゃ怖かったですよ~。完全な偏見を持ってましたね(笑)。でも、実際に話を聞いてみるとそんな偏見はすぐに吹っ飛んだ。それで、覚悟を決めたんです。
――そのとき男性経験はあったんですか?
大槻:そうですね。初体験は高校の入学前に急いで済ませました。
――急いで?
大槻:当時の私は処女を捨てたくて仕方がなかったんです。「処女=ダサい」みたいに思っていて。完全な思い込みなんですけど。高校に入る前に経験しておかないと、周りに「置いてけぼり」にされちゃうって思っていました。