「えっ、エリナさん…! 駄目ですよ、そんなところ…」
「好きなの! やらせて」
私の両足をM字開脚の様にして持ち上げる、いわゆるちんぐり返し状態だ。
自分の今の状態を想像し、恥ずかしさが込み上げたが、それを彼女に悟られてしまう。
「あ~、恥ずかしいの? 大丈夫、お尻も可愛いよ」
嬉しそうにそう言いながら、アナルを舐め始めるエリナ。
穴の周りのシワをなぞる様に丁寧に舐めあげていく。
そして、ゆっくりと彼女の舌が私の中へと侵入してきた。
「うぅっ…! くぅ…!!」
初めてされるアナル舐めに、抑え込もうとしていた声が漏れてしまう。
ぬぷぬぷと舌先がねじ込まれ、アナルが犯される感覚。
自分の今の格好も相まって、羞恥心と快感が入り混じる、表現が難しい感情に見舞われた。
彼女のアナル責めは、私の穴がふやけそうになるまで行われた…。
快感に頭がとろけそうになっている私を見て、エリナが唐突に口を開く。
「お尻可愛いし、美味しいよ。そろそろ精子ぴゅっぴゅっしようね」
エリナはそのまま私を四つん這いにさせ、アナル舐めしながら右手でガチガチになったペニスをしごき出す。
もはや私に抵抗する体力は残っておらず、考えるのも面倒くさかった。
頭をからっぽにして、彼女にされるがまま、快感に身を委ねてしまおう…。
「ねぇ、気持ちぃ? 気持ちいいの?」
「あっ、はい! 気持ち良いです…!!」
唾液でぬるぬるになった右手を使い、最高の力加減でペニスをしごき続けるエリナのハンドテクニック…もはや私は我慢の限界だった。
「あ…もうっ…出ます…出ますっ!!」
「いいよ! いっぱい頂戴♪」
私は欲望のまま精液をまき散らした。
彼女の手の平は、べっとりとその体液で汚された。
「すっごく、いっぱい…」
エリナは手についた精液をベロッと舐めあげ、私に告げる。
「可愛かったよ。またいつでもしてあげるからね」
そう言うと、彼女は私の頭辺りに移動し、膝枕をしてくれた。
私はあまりの射精の快感に、しばらくそのままエリナに甘えてぐったりと体を預け、休憩した。
しばらくして、冷静になってきた私の頭の中に浮かんできたのは、
「たまには責められるのもありだな…」
ということ。キャストに、しかも事務所で逆レイプに近いことをされたという事実は、もうどうでも良かった。
それより、いつもキャストを誘っている側である私にとって、今回の体験はとても新鮮で、とても興奮するものだったのだ。
閉じていた瞼を開くと、笑顔で私の頭を撫でるエリナの顔が目に映った。
私は膝枕の安心感に身を委ねながら、そのまどろみのひと時に何とも言えぬ幸せを感じるのだった。
(文=小鉄)
【元デリヘル店長の回想録】バックナンバー
第1回:別段可愛くもないけど、やたらと本指名を取れるキャストの特徴と仕事に対しての考え方
第2回:「さっきの客、マジでキモかった」と言い放つ傍若無人なキャストに教わったこと
第3回:貴方は騙されてない? 風俗スタッフの巧みな接客テクニック
第4回:押しに弱そうな風俗嬢を本当に押し倒した話
第5回:理性が吹っ飛び、モデル系22歳の若妻と関係を持ってしまった話
第6回:風俗嬢たちの狂った金銭感覚
第7回:各風俗店のNo.1キャストが一堂に会するイベントで分かった人気嬢の共通点
第8回:実技講習でそのままキャストを頂いてしまった話
第9回:「だからお前はダメなんだ!」売れない風俗嬢たちの共通点
第10回:Hカップ巨乳の魅力に思わず負けてしまった日
第11回:芸能人ばりのルックスの19歳キャストを抱いた話
第12回:エロい雰囲気がたまらない年上風俗嬢の家に転がり込んだ話~前篇~
第13回:エロい雰囲気がたまらない年上風俗嬢の家に転がり込んだ話~後篇~
第14回:低身長巨乳ドМ人妻を欲望のまま抱く! まさかの○○プレイ!!
第15回:業界未経験の黒髪・低身長のロリっ子を講習した話