――天候以外で何か印象に残ってるエピソードはありますか?
亜里沙:う~ん。そうだな~。カメラマンさんにほかのレイヤーさんの話を聞いて、「あのコはすごかった」と言われたとき、「私も何かしないと!」って伝説を残そうと思いましたね。それで近くに画用紙があったんで、衣装を作って着たりとか…。ぜんぜん伝説になりませんでしたけど…。
――初のイメージ作品の撮影ということで相当気合いが入ったんですね。
亜里沙:カメラマンさんとかメイクさんが雰囲気を作ってくれたので緊張はしなかったけど、妙な違和感はあったかな。
――違和感?
亜里沙:そうなんです。写真の場合は、ポーズとってパシャって撮ったらすぐ次のポーズって感じなんですけど、映像の場合ってずーっとカメラ回しているから、ずっと動いていないとイケなんですよね。しかもかなりゆっくり動かないとダメみたいで…。私、喋るのがけっこう早いタイプで、そのペースで動いたらカメラマンさんに「早すぎる」って言われちゃいました。だから、スローモーションで喋っているイメージで動くようにしました。
――苦労したんですね。
亜里沙:最初のシチュエーションはボードゲームをやっている設定で、負けると罰ゲームでどんどん脱ぐって感じでした。そのシーンでは、「タイツを破いてく」っていうのがポイントなんですけど、こういうのを自分で考えるのも大変だったかな。
――自分でシチュエーションを提案したんですか?
亜里沙:そうですよ~。どんな風にしたら面白いかなーっていうのを考えて、いろいろ提案してみました。
――たとえば?
亜里沙:OL風の衣装を着たシーンでは、私がタイツフェチの女のコっていう設定で、最初はかなり厚いデニールのタイツでセクシーなポーズをするんですけど、だんだん興奮してきて、タイツがどんどん薄くなっていくっていう感じ。それから、下着に男性モノのワイシャツを着ているシーンでは、彼氏のシャツを着て筋トレしてるんですけど、暑くなってきてスポブラだけになるっていう流れになってますね。