――実際に撮影してみていかがでしたか。
「すごく楽しかったですよ。本当にイメージ映像だけで、セリフもないし、音楽に合わせて動くだけだから、何とかできたんです。ところがエアコン(Aircontrol)さんで2作目の『マリオネット』を出したんですけど、監督さんがドラマ仕立ての構成が好きな方で、凝りに凝った内容だったんです。
私はバラエティでしゃべるのは好きなんですけど、演技が苦手で。それなのにビックリするぐらいセリフの書かれた台本が届いて(笑)。男の人に洗脳されて、おかしくなっていくみたいな内容で、自分なりに必死に演じました。内容的にも激しくて、イメージDVDのランキングでも上位だったんですよ。そこで、もう少し上を目指したいなと思って、本格的にグラビア活動をやる気になったんです」
――これまで出演した中で特に印象的な作品は何ですか。
「去年リリースしたちょうど10作目の『眠れぬ夜のシナリオ』(クレイン)です。パッケージ写真にも使われていますけど、ずっと髪ブラをしたかったんですよ。前は髪が短かったのもあって、なかなかやる機会がなくて」
――髪ブラにこだわりがあるのも珍しいですね。
「髪ブラってキレイじゃないですか? ちっちゃい水着を着るよりも、個人的に髪や手で隠した方が映像的に好きですし、内容的にも『眠れぬ夜のシナリオ』が一番激しいと思います」
――セクシーに見せるために工夫していることはありますか。
「私自身、可愛い系ではないので、どうにもこうにもセクシーには見えると思うんですよ(笑)」
――自然とセクシーが醸し出されると(笑)。
「人によってフェチもあるし、なかなか男の人の気持ちも分からないですから、自分なりに考えるしかないんですけど。こういうルックスなので、クールに見せるのは得意ですね。
ところが今回の『Look@Me』ではネコ耳を付けたんですよ。私にネコ耳を付けるなんて、どれだけ勇気があるんだ?って思いましたね(笑)。ネコ耳に合わせた水着も可愛らしいアイドル系で、そのほうがセクシーに見せるよりも戸惑いました」