【エロ体験談】ルート66で童貞卒業

※イメージ画像:Getty Imagesより


 テレビで微笑むアイドルよりも、よくいくコンビニの愛想のいいアルバイトのコのほうが、なんだかわからんけどグッときたりするのが男のサガ。そこにエロが絡んでくれば、なおのこと。

 超絶ボディのAV女優には当然興奮するけど、現実世界でそんな上玉と出会うことは難しい。もっと自分の日常とつながってそうな “普通に生活を営んでいる人たち”の生々しい性体験が知りたい!ということで、【読者投稿】による、「隣はナニをする人ぞ」的なエロ話をお届けします。


『ルート66で童貞卒業
投稿者:ゆうと(49歳/男性)

 もう30年も前のこと。

 大学生になったばかりの僕は、入学早々、車の運転免許を取ってアメリカにひとり旅に出た。受験勉強をしながらラジオで聞いたローリング・ストーンズの『ルート66』(※編注)を車で走るためだ。


※ルート66…シカゴとサンタモニカを結ぶアメリカの国道66号線のこと(現在は廃線)。本文中にある「ローリング・ストーンズの『ルート66』」とは、1946年にボビー・トゥループが発表した楽曲をローリング・ストーンズがカバーしたものと思われる。国道66号線の旅を歌った内容で、歌詞の途中に沿線の地名が出てくる。


 僕はアルバイトで貯めたお金を抱え渡米。そのお金で中古車を借り、シカゴを出発した。3500キロ以上先のサンタモニカを目指して走り出したときの武者ぶるいは、今でも忘れられない。

 だが、その興奮は長くは続かなかった。なぜなら、シカゴを出るとひたすら砂漠道なのだ。右を見ても左を見ても、何もない荒れ地ばかり。前方は何10キロ先まで見通せそうなほどにまっすぐな道。最初のうちは雄大な大地に圧倒されて感動したが、2日目になるとその景色に飽きてしまった。

 「何かないかな」「誰かと話したいな」 などと思いながら走る。異国にいるということもあって、どんどん寂しさが募っていった。

 走り始めて4日目の夕方。オクラホマ州の田舎町に着いたものの、泊まる宿が見つからない。とりあえず、聞いたこともない名前のファーストフード店に入り、ひとり寂しくハンバーガーにかぶりつく。すると、隣の席にいた女のコに声をかけられた。


「あれ? もしかして日本人?」


 久々の日本語に反応して振り返ると、無地の白いTシャツにジーンズというラフな格好をした茶髪の女のコがいる。僕が「あ、はい」と答えると彼女は、「この辺で見かけない顔だよね」とニコリと笑顔を見せながら向かいの席に移動してきた。

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