【元デリヘル店長の回想録】芸能人ばりのルックスの19歳キャストを抱いた話


【ドレミが入店してから1カ月後…】

 彼女のお客様からの評価は、私の予想通りだった。


「顔はすごく可愛いし、スタイルもいいんだけど…なんか適当な感じがするね」

「礼儀がなってなさすぎる! 可愛いけどリピはない!」


 どのお客様からも「見た目はいいけど…」という声が挙がった。

 その声はドレミ本人にも届いているらしく、そのことを彼女に聞いてみる。


「ドレミちゃん、お仕事には慣れた?」


「あっ、店長! …慣れたっていうか、行き詰ってるというか…」


 ドレミは少し話しにくそうに、苦笑いで私の質問に反応した。


「なんかお客さんから、「適当すぎ」って言われちゃうんですよね。そんなつもりないのに…」

「プレイの内容に何か問題あるのかもしれないね」

「でも、それが分かんなんですよ…。あ~こんなことなら、ちゃんと講習受ければ良かったかなぁ…」


 ドレミは風俗経験こそなかったが、ウリをしていた期間が長かったため、口頭で仕事の流れを説明するだけで講習はしていなかった。

 しかし、ウリなんてほとんどが女性受け身の行為。男性客をもてなすことが仕事である風俗店で、ウリと同じような態度ならクレームが入るのも当然だろう。

「まぁ、ドレミちゃんが望むなら、仕事終わってからでもしてあげるけど…」


 と冗談のつもりで投げかける。…すると彼女は、

「えっ、ほんとですか!? やります!」


 驚いたようなリアクションで、大きく返事を返してきた。

 風俗嬢として売れる要素はないと言ったものの、仕事に対する向上心はあるみたいだ。

 だが、普通この状況で講習を頼む人間は珍しい。

 彼女の19歳という若さでは、正しい判断を下せなかったのだろう。

 私は仕事終わりにドレミに連絡を入れ、合流。軽い食事をすませた後、近くのラブホテルに入った。

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