何を言っても聞かないので、店を出た後、一緒にタクシーに乗り込む。彼女は座席に座った途端に寝てしまい、どうしようかと迷った挙句、ウチに連れて帰ることにした。
彼女はぐっすり寝ていたので、肩に担いで自分の家に入る。着替えさせた方がいいかとも思ったが、変なことをしたと思われたらイヤなので、服のままソファーの上に放り投げた。
俺はシャワーを浴びて寝ることに。風呂から出て自分のベッドに入ると、そこには彼女がいた。どうやら、ソファーの寝心地が悪く、自力でベッドにもぐりこんだようだ。
なんだよ…とグチりながら、俺はソファーで寝ることに。しかし、ここで予期せぬ事態が起こった。電気を消した後、彼女が俺の元にやって来て、「なんで襲わないのよ」と言ってきたのだ。
彼女はシャツのボタンを外し、谷間が丸見えの状態。その姿で髪をかき上げながら、近寄ってくる。それから「俺君って、ホントにマジメなんだね」と俺の手を握ってきた。
ここまで言い寄られては、俺も黙ってはいられない。彼女のことを抱き寄せた俺は、有無を言わさずキスをして、がむしゃらに彼女のことを抱いた。
コトが終わると、「けっこう激しいんだね」とグッタリした彼女が呟く。俺は彼女の彼氏のことが気になったが、何も聞けなかった。彼女に「俺君とのエッチ、好きかも」と言われ、舞い上がっていたんだと思う。
この日以降、彼女とは飲みに行っていない。しかし会社ではちょくちょく会っていて、普通に立ち話をすることもある。そろそろ飲みに誘ってみようと思うが、どうだろうか。
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