キャットファイトファンの間では「キャットファイトの黄金週間は、本当のゴールデンウイークの後」と言われている。それは、毎年5月の半ばに『新木場1stリング』で3日連続で大会が開催されるからだ。
今年も5月10日から12日まで開催。それに加え、4月28・29日には新宿にある『BAR & FIGHT 地下闘技場』で3連戦の前哨戦ともいえる2デイズ大会が開催された。
新宿大会の会場となったのは、地下にあるアミューズメントバー。どこか妖しげで、地下キャットファイトの趣きだ。
初日、『視姦距離格闘祭 2018新宿マタンゴ』と銘打たれた大会では、追い剥ぎマッチから始まってマイクロビキニマッチ、そして、メインイベントでは会場全体を使ってのバナナマッチ(バナナを使ったエロパフォーマンスでポイントを競う試合形式)で盛り上がった。
2日目のタイトルは『新宿ヴイナスショウ』。バナナマッチや追い剥ぎマッチといった定番の試合形式で大会が進む中、ハーフタイムショー的に歌のコーナーに出演したHIMENOが「私もキャットファイトで試合をしたい」と訴えた。
彼女は元小悪魔agehaのカリスマモデルで、ここ最近、キャットファイトの大会で歌っていることもあってファンの間では知られた存在だ。
しかし、闘うとなると話は別だ。複雑な気持ちになるファンや、リングで闘うことに誇りを持っているキャットファイターの中には不快感を露わにする者もいた。「あなたにできるんですか?」というのが、皆の本音だろう。
ここで「バナナマッチをやる覚悟はあるのか?」という問いに対して、HIMENOは大きくうなずき、5月の3連戦でのデビューが決まった。