【元デリヘル店長の回想録】風俗嬢たちの狂った金銭感覚


【ホストクラブへのお金の使い方が漫画の様なキャスト】

 現在もいい友達として連絡を取り合っている、元No.1の売れっ子キャストのB美の金銭感覚は、凄まじいものでした。

 当時の彼女は、風俗の収入だけで月200万円もの大金を稼ぐスーパーキャストで、風俗雑誌などでも表紙を飾る人気ぶり。

 さらに、羽振りのいいお客様からのチップなどを合わせると、毎月300万は優に超えていました。

 そんな彼女がドハマりしていたのが、ホストクラブ。実に多くの風俗嬢がハマると言われていますが、彼女もそのひとりだったのです。

 仕事の関係で一度だけ同席したことがありますが、金の使い方が、まぁ豪快。諭吉をバラまいてみたり、1本数十万円のお酒を何度も頼んだり…平成のバブルがそこにはありました。

 会計時に料金を見ると、七桁の数字が並んでいるのが見え、思わず息を呑んだことを覚えています。

 遊び終わった彼女にそんなに使って大丈夫なのか聞くと、

「お金はまた稼げば大丈夫、今が楽しければいいかな」


 と答えてくれました。事実、彼女にはそれを稼ぎ出せる実力がありましたし、有言実行でその稼ぎを1年以上も維持していたのです。

 あの諭吉をバラまく行為、筆者も少しやってみたいなぁ…と、少し憧れにも似合た感情を抱いていたことは、心の内にしまい込みました。

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