なぜ人妻はあんなに魅力的に見えるのか、を考えたことはないだろうか。
これについては、独特の色気や時折見せる女の顔、そのギャップがいい、などさまざまな意見があるだろう。
しかしこの意見は、魅力の本質ではなく上辺でしかないと私は思っている。
では、人妻の魅力、本質とはなんなのか。
その根本にあるのは「他人のモノ」ということなのだ。
「隣の芝生は青い」という言葉がある様に、他人が所有している物に対して、羨ましい・自分も欲しいと思う感覚は、誰しもが経験のあることだろう。
この心理が強く働く人ほど、人妻という「他人のモノ」に興奮してしまう。
私もどちらかというとそのタイプで、店に勤務していた若妻と体の関係を持ったことがある。
実は、それが私が初めて手を出したキャストでもあるのだが、今回はその時の話を紹介しようと思う。
【風俗嬢と体の関係~美春の場合~】
風俗業界でスタッフとして働き始め、1年ほど経った頃、美春は新人キャストとして面接に来た。
身長が高く、黒髪のロングヘアが特徴的な彼女。芸能人で例えるなら菜〇緒を柔らかい雰囲気にした感じの女性だ。年齢は22歳で、当時の私よりも2つ年上であった。
「よろしくお願いします、美春です!」と、美春は元気よく笑顔で挨拶してくる。
見た目は綺麗系でありながら、顔をクシャと崩して無邪気に笑うギャップに、思わず見とれてしまったことを覚えている。
そんなフランクな性格の美春と仲良くなるのに、時間はかからなかった。
当時私が勤務していた店舗は、24時間営業であるものの、朝8時から12時まではほとんどキャストがおらず、出勤が0人なんてことも珍しくなかった。
そんな状況の中、美春は朝8時から14時までの、朝の部でレギュラーキャストになったのだ。
朝の店番担当であった私は、そのおかげで会話する機会が増え、プレイべートな話もよくするようになった。
「もー、旦那と最近上手くいかなくてさー」
「へぇ。何かあったの?」
「いや、私の欲求不満ってだけなんだけどね(笑)」
「あー、セックスレス的な?」
「そうなの、仕事じゃなくて愛のあるセックスがしたい…(笑)」
いや、それ暗にお客さんと本番してるってことだよな…。とツッコミたくなる気持ちを抑えながら彼女との会話に花を咲かせる。
気さくに話し続ける美春に、私は少しずつ惹かれていった。