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ついに待ち望んだ時期がやってきた!! そう、3月に高校を卒業したばかりの18歳のコと出会えるシーズンである。
普段、五十路の女性ともエッチを楽しんでいる筆者だが、もちろん若いコも大好物。だから、毎年この時期がやってくるのを楽しみにしているのだ。
そんなワケで、4月1日以降は毎日のように出会える系サイトで18歳のコの募集に目を走らせている。今回は、今シーズン初の18歳とのエッチを報告させていただく。
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これから新宿で会えたりしますか(ハート)
こういうのに慣れていないので、
優しくリードしてくれる紳士の男性希望です。
年が近い男性は苦手なので、
なるべく年上の人がいいな。
04月0*日19時40分
受付メール数:3/5
♀クミ
18歳
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この書き込みは、筆者愛用の出会える系サイト【イククル】で発見したものだ。
さすが18のコの書き込みだけあって、早くも3人もの男性が彼女にアプローチしていた。このまま指を咥えて見ているワケにはいかない。遅ればせながら参戦を決め、大急ぎでファーストメールを送信することにした。
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こんばんは、クミさん。
都内の会社員ショーイチ、36歳です。
さきほどサイトでクミさんの書き込みを拝見しました!
今日は休みなので、今すぐの待ち合わせでも、数時間後の待ち合わせでもOKです。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、
ぜひクミさんと楽しい時間を過ごしたいです。
あ!
お返事いただけたら、私の写メを送信しますね。
どうかご検討のほどよろしくです!!
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こんなファーストメールを送ったところ、ものの5分もしないうちに返信が届いた。
やはり、“今すぐの待ち合わせでも、数時間後の待ち合わせでもOK”と“私の写メを送信します”のふたつが効いたのだろう。
都合のいい相手だと思わせ、なおかつ率先して写メを送ると伝えることで安心感も演出するこのファーストメール。こちらの意図通りにクミちゃんが反応してくれたカタチだ。
その後、数回メールのやり取りがあり、あっさりと約束は成立した。
待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。久しぶりの18歳とのエッチに燃えていた筆者は、約束の10分以上も前に到着してしまった。
いったいどんなコが来るのだろう? こちらの写メは相手に送ったものの、向こうからは結局もらえなかったので、容姿はまったく分からなかった。
彼女のプロフィールページには普通のスタイルと書かれていたが、鵜呑みにすることはできない。もしかしたら、とんでもないオデブちゃんが来てしまうかも…。
不安になった筆者は、街行くオデブちゃんや不細工ちゃんを次々に脳裏へと焼き付けていく作業を開始。こうしておくことによって、少々のハズレ女性が来たとしても揺るがない心構えを作ることができるからだ。
そんな作業に没頭していると、筆者の携帯がブルルと震えた。確認すると、サイト経由でクミちゃんからメールが届いていた。
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いま、アルタ前に到着しました。
ショーイチさんはあとどれくらいで着きますか?
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まだ約束の時間より5分以上も前だったが、どうやら彼女も到着したようだ。このメールに返信することなく、周囲を改めて確認してみる。
イターっ!!!!!!!!!
あらかじめメールで聞いていた通りの服装の女性を発見。クミちゃんは普通体型ではなく、かなりスレンダーだった。ちょっと距離があったので、ゆっくりと近づいていき、顔を確認した。
むふーっ、か、可愛いじゃねぇかっ!!!!
スレていない感じで、清楚系の美少女だった。乃木坂46の生田絵梨花を彷彿させる、と言っても言い過ぎではないだろう。
これだから、出会える系サイト遊びは止められない!!
確かにハズレ案件の女性も多いし、援助交際デリバリー業者が数多くはびこっているのも事実だ。
しかし、少ないながらも確実に可愛いコは存在しているし、純粋にエッチを楽しみたいと思っている女性とのタダマンだって実現できるのだ。
たとえ何百回とハズレを引こうとも、諦めない限りいつかは絶対に当たりを引けるものなのである。
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予想外の可愛さにドギマギしながら、クミちゃんの前に立った筆者は、優しい口調を心がけて声をかけた。
「お待たせ。クミちゃんだよね?」
「あ、はい」
「【イククル】で約束させてもらったショーイチだよ。今日はよろしくね」
「はい。こちらこそよろしくお願いします」
「ゴメンね。メールに返信しないで」
「い、いいえ。大丈夫です」
「じゃ、立ち話もなんだから歩きながら話そうか?」
「はい」
こうしてその場を離れ、ラブホ街に向かって歩き始めた。
「予想以上に可愛くてびっくりしたよ」
「え?」
「それだけ可愛いんだから、周りの男たちは放っておかないんじゃない?」
「そ、そんなことないです」
「俺だったら、近くにこんなコがいたら、絶対に放っておかないと思うよ」
「学校が女子ばかりなので…」
「そうなんだぁ。どんな勉強してるの?」
「医療系の専門です」
「それじゃあ、男子は少なさそうだね」
「はい」
「あっ! 勢いでここまで連れてきちゃったけど、俺で大丈夫かな?」
「はい?」
「ほら、写メと違うとか、実物は怖そうとか思ってたら、無理しなくていいよ」
「え?」
「なんだったら、ココで10秒間目を瞑ってるから、このまま帰ってもいいんだよ。絶対に追いかけたりしないからさ」
「そんなことしませんよぉ」
「本当に? 俺で大丈夫?」
「はい。すごく優しそうで、安心してます」
「お、おう。優しいのだけは神に誓うよ」
「フフフ、ショーイチさんこそ私で大丈夫ですか?」
「さっきも言ったでしょ。近くにこんな可愛いコがいたら絶対に放っておかないって」
「あ、ありがとうございます」
そうこうしているうちに歌舞伎町に到着。この繁華街を抜ければラブホ街だ。
しかし、ここで一抹の不安を覚えてしまった。この時、時刻は20時過ぎ。クミちゃんはロリロリしていて可愛いので、傍目には18歳未満に見えても不思議じゃない。
なにもやましいことはしていないが、補導員が彼女に声をかけやしないかと、ドキドキしながら歌舞伎町を横断する。
もし声をかけられ、ふたりの関係を聞かれたらなんて答えようか。俺の彼女ですって断言したら、クミちゃんは引いてしまわないだろうか? しかし、友達と答えるのも無理がある。どうしたらいいもんか…。
そんな心配をしながら彼女を先導する筆者。そして、気が付くとラブホ街に到着していた。
まずは一安心。今まで出会える系サイト遊びの最中に補導員に声をかけられたことは一度もないが、万が一に備えてシミュレーションしておくことは大事なのかもしれない。
無事にチェックインし、部屋でふたりきりになる。
「安心してね。ふたりっきりになっても急に人格変えたりしないからさ」
「はい」
「でも、こういう遊びって怖くない? もし俺の背中が入れ墨だらけだったりしたら、怖いでしょ?」
「え?」
「あ、もちろん俺は入れ墨なんてしてないけどさ」
「はい」
「ちなみに、あのサイトで遊ぶのって何回目なの?」
「み、三日前くらに登録してたんですけど、会うのは今日が初めてです」
「マジで? それは光栄だなぁ」
「すっごくドキドキしてました。でも、ショーイチさんが優しそうだったので」
「本当に?」
「はい。それに、私がお願いする前から写メを送ってくれたのも安心でした」
「それなら良かった。絶対にクミちゃんを裏切らないからね」
「フフフ、ありがとうございます」
「でも、気を付けてね。俺みたいに優しい男ばかりじゃないと思うからさ」
「え?」
「ほら、入れ墨とか薬とかやってるような男が来たら怖いでしょ」
「は、はい」
「そういう時は、付いていっちゃダメだよ」
「そうですね」
「あっ! こういうのはどう? アルタの前に交番があるでしょ?」
「は、はい」
「その前で待ち合わせするのもアリだと思うよ」
「え?」
「ほら、交番の前なら何かあったらすぐ助けてもらえそうでしょ?」
「そ、そうですね」
「だから、今度もし他の男と待ち合わせすることがあったら、交番前で待ち合わせすることをオススメするよ」
「は、はい。覚えておきます」
あえて彼女に恐怖心を与えたのは、遠回しに筆者以外の男性をディスり、あわよくば二度三度とデートを重ねたいという目論見があってのものだ。
まっ、クミちゃんくらい可愛いコを前にしたら、独占したくなって当然だろう。
二度目のデートが実現するかは、この後のエッチ次第。とことん優しい紳士を演じ切り、彼女から信頼されれば、可能性はグンと高まるハズだ。
「ちなみに、クミちゃんは男性経験がどれくらいあるの?」
「え?」
「言いたくなかったら無理しなくていいけど、聞いてみたくなってさ」
「ふ、ふたりだけです」
「そうなんだぁ。エッチでイッたことはある?」
「ま、まだないです」
「まぁ、その年齢なら普通だと思うよ」
「そうなんですか?」
「今までの人は、ちゃんと愛撫してくれた?」
「あ、愛撫ですか?」
「うん。クンニとかさ」
「そ、それはないです」
「え? クンニされたことないの?」
「は、はい」
「それじゃあ、エッチの楽しさは分からないよね。今日はたくさんペロペロしていいかな?」
「は、はい」
「あっ、怖がらないでね。もし嫌だと思ったら遠慮しないで言ってね。スグに止めるからさ」
「わ、分かりました」
俄然ヤル気がみなぎってきた。クンニ経験のない女性のマンコを舐められるのは、筆者にとって喜び以外の何物でもない。
「じゃあ、シャワー浴びておいで。それとも俺が先に浴びようか?」
「それじゃあ、ショーイチさん、お先にどうぞ」
いつもは先に女性にシャワーを浴びるよう促す筆者。しかし、あえて今回はできるだけ主導権を握らないようにしていた。
常にさまざまな選択肢をクミちゃんに与えることにより、安心してもらおうという狙いだ。
こうして、筆者が先にシャワーを浴びることになった。
浴室に入って数十秒もしないうちにシコって無事に発射。
ふぅ
これで早漏発射の事態は避けられるだろう。
その後、ゆっくり時間をかけて全身を洗い、床にザーメンがこびりついていないことを確認してから浴室を出る。
そして、クミちゃんがシャワーを浴び始めたところで、洗面台で歯磨きの準備をする。あくまで準備だ。歯ブラシを軽く水で濡らしてから、歯磨き粉を乗せる。その歯ブラシを手にするが、まだ口には入れない。
そこから耳を澄まし、彼女がシャワーを浴び終えるタイミングを逃さないよう注意をはらう。
ガチャ
クミちゃんが浴室から出ると同時に、歯磨き開始。そう、これは清潔感アピールの一環なのだ。
彼女がシャワーを浴びている最中に歯磨きが終わっていれば、その事実に気付いてもらえない可能性もある。だから、わざわざクミちゃんがシャワーを終えるタイミングを待ったのだ。
ちなみに、これは風俗遊びの際にも有効な作戦である。ディープキスが大好きな筆者は、こういった清潔感アピールを常に行い、より濃厚なサービスを楽しめる可能性を少しでも多く高めているのだった。
そんな筆者を見て、クミちゃんも歯磨きを始めた。
ホッと一安心する筆者。こちらが歯磨きする姿を見ても何も思わず、そのままベッドインしようとする女性もいる。しかし、クミちゃんにはこの作戦が通じたようで、彼女もまた清潔にしなければと考えてくれたのだろう。
こうして準備が整い、ふたりしてベッドに移動する。
「じゃあ、俺のほうから奉仕するね」
「は、はい」
軽めのキスをしながら、彼女が体に巻いていたバスタオルをゆっくりとはぎ取る。
中から現れたのは、スレンダー体型に相応しいBカップほどのオッパイだった。その小さい膨らみを優しく揉みながら、濃厚なディープキスを交わす。
「し、ショーイチさん」
「ん? どうしたの?」
「へ、部屋を暗くしてほしいです」
チッ
この時、室内の照明は明るいままだった。このままなし崩し的に事を運びたかったが、ココで“待った”がかかった格好だ。
優しい紳士を演じると決めていたので、ここは彼女の要望に応えるしかない。愛撫の手を止め、室内の照明を暗くする。
「これぐらい暗ければ大丈夫だよね?」
「は、はい」
完全な暗闇にはせず、少しばかりの明かりを残した。それでもクミちゃんは納得してくれたようだ。
愛撫を再開し、ディープキスしながらオッパイを揉みしだく。
「き、気持ちいいです」
まだイロハのイの字の段階だというのに、早くも感じ始めるクミちゃん。どうやら感度は悪くなさそうだ。
こうなったら、マンコをベロンベロンに舐めまわし、さらに気持ちよくなってもらうしかない!!
体勢を入れ替え、クンニをスタート。
右手でクリの上皮をめくりあげ、唾液で濡らした舌をそっと押し当てる。そして、秒速数ミリの速度でゆっくりとクリトリスを舐めあげていく。
「あ、っん! き、気持ちいぃ」
じゅぷピチュ
こちらのアゴが膣口に触れていたため、急激にマンコが濡れ始めていることが伝わってきた。同時に、雌のいやらしい香りが濃厚に漂ってきた。
クックっく、舐め甲斐のあるマンコだぜ!!
ますますやる気がみなぎる筆者。こうなったら、クンニ3時間コースに突入だ!!
挿入より、発射より、とにかくクンニが好きな筆者は、相手が許せば3時間どころか一晩中だって舐めていられる。
しかし、ずっと同じ舐め方をしているのはあまりにも芸がない。より多くエッチを楽しんでもらうべく、あの手この手でマンコを愛していくのが筆者の流儀だ。
クリに押し当てていた舌の動きを横舐めから縦舐めにチェンジ。
クリの上皮を上唇で固定し、フリーになった両手を伸ばしてクミちゃんの両乳首を指でコリコリ。
さらに下唇を可能な限り突き出し、尿道口と膣口を交互にレロレロ。
「す、すごいです。すごく気持ち、いぃぃ」
聞いてないのに、感想を積極的に伝えてくるクミちゃん。イッたことがないというのは、今までの男が愛撫をサボっていたからだろう。
こうなったら、筆者のクンニで型にはめ、他の男とエッチする気がなくなるよう仕向けていくしかない!
クンニを始めて数十分ほどしたところで、次のステップに進むことにした。右手の中指を膣口に押し当て、ゆっくりと弧を描くように動かす。
クぱ、クッパ
膣口が収縮を繰り返しているのが指先から伝わってきた。魚が水面近くの餌を飲み込もうとクチを開閉するかのような動きだ。
しばしその感触を楽しんでから、中指をソッと挿入する。
「あっ、いぃぃぃぃ」
クリと尿道口を舐め、左手で乳首を触り、右手中指で膣内を刺激するという同時多発愛撫だ。彼女にとって間違いなく初めての快感になったはずだ。
中指を根元まで挿入し、膣内部で曲げる。キツキツのマンコで、人差し指を追加挿入するのは難しそうだった。それゆえ、中指1本でGスポットを攻めることにした。
「えっ? な、なんか変です」
「ん? 痛かったかな?」
「そうじゃなくて、何か怖いです」
「それは、気持ちよすぎるってことかな?」
「わ、わかりません」
「そっかぁ。じゃあ、ゆっくり愛していくから、もう少し試してみようよ」
「は、はい」
これは、まだエクスタシーを知らない女性を相手にした時の“あるある”だ。未知の快感に恐れを抱き、怖いと感じてしまう女性は少なからずいる。
そこを無理にゴリ押しして愛撫を加速させるのも楽しいが、18歳の小娘相手にはちょっと酷だろう。
それに“あと少しでイケたかも”と思わせることによって、二度目のデートが実現する可能性だってあるハズだ。
そんなワケで、クンニの動きを鈍らせ、じんわりと彼女に楽しんでもらう作戦に切り替えることにした。
こうして1時間近くマンコを舐めまわし、一旦休憩を入れることに。
ふたりでペットボトルのお茶を飲み、水分補給する。
「大丈夫? 疲れていないかな?」
「はい。ただただ気持ちよくて…」
「まだ怖い気持ちもある?」
「さ、さっきはゴメンなさい。あのままされてたら、どうにかなっちゃいそうで…」
「謝らなくていいよ。初めてイク時って、たぶん怖いんだろうね」
「よく分かりませんけど、すごく優しくされて嬉しかったです」
「うん。それじゃあ、そろそろ入れてもいいかな?」
「はい。もちろんです」
彼女の了承を得てから、コンドームを装着。そして、正常位の体勢で合体する。
この時、筆者には余裕があった。さっき浴室で抜いたばかりなので、たっぷりと挿入を楽しむことができると思っていたのだ。
しかし、我が愚息は発射したことをすっかり忘れているようだった。
キツキツのマンコに包まれた愚息は、悲鳴をあげんばかりに暴れだした。
ま、まずい!!
挿入してから1分も経ってないのに、発射の前兆が訪れてしまった。
「ご、ごめん! もうダメ!!」
「え?」
「我慢できないよ、い、イクよっ!!」
ガガガガガガガっ
驚くクミちゃんを無視し、ラストスパートする筆者。
ふぅ。
ドクドクドクッと大量のザーメンをゴム内に吐き出した。
その後、しばし余韻を味わってからチンコを引き抜き、ゴムを処理する。
「ゴメンね。急にイッちゃって。驚いたでしょ」
「い、いいえ」
「クミちゃんのマンコが良すぎて、ちっとも我慢できなかったんだ」
「だ、大丈夫です。長く入れられると痛くなっちゃうんで…」
「そっかぁ。気を使ってくれてありがとうね」
「う、嘘じゃないですよ。本当ですから」
「了解。今日は本当にありがとうね」
「こちらこそです。今までで一番気持ち良かったですから」
その後、帰り支度をしている最中、連絡先交換を提案してみた。
「え? メールアドレスですか?」
「うん。次からは直接連絡したいな?」
「あ、あのぉ。LINEの交換じゃダメですか?」
「え?」
「普段はメールとかしないんで…」
「そうなんだぁ。でも、ごめん。俺、ガラケーだから、LINEとかやってないんだよ」
「そ、そうなんですか。じゃあ、電話番号の交換ならどうですか?」
「もちろん大丈夫だよ。じゃあ、番号を教えてくれる? 俺のほうからワン切りするからさ」
「え? ワン切り?」
最近の若い世代はSNSでのやり取りが主流になっているので、電話でコミュニケーションをとる機会が減っているのだろう。それゆえ、“ワン切り”という言葉を知らなかったのだと思われる。
その後、クミちゃんに“ワン切り”を説明し、無事に電話番号の交換に成功した。
「またヒマができたら、いつでも電話してくれる? 忙しくてもできるだけ駆けつけるからさ」
「はい。ショーイチさんも遠慮しないで電話くださいね」
「本当に? だったら今夜から毎日電話しちゃうよ」
「え?」
「嘘、嘘。俺のほうはいつでも大丈夫だから、クミちゃんの都合にあわせるからね」
「はい。ありがとうございます」
その後、ホテルを出て駅の改札口まで彼女を見送り、デートは無事終了した。
電話番号を交換したものの、筆者のほうから電話する勇気がなかなか出ない。
呼び出し音がなるだけで彼女が出なかったらどうしよう? 留守電に切り替わったらなんて吹き込めばいいのだろう? それに、着信拒否されていたらその場で泣き出してしまいそうだ。
メールならいくらでも誘えるが、電話で誘うという行為は本当に苦手なのである。
それに、彼女をイカせられなかったのは心残りではあるが、ひとつ大きな問題があった。
それは、彼女の誕生日が5月だということ。
つまり、もう少しで19歳になってしまうのだ。そうなると、18歳という希少価値がなくなり、こちらのやる気が多少なりとも落ちてしまう。
だから、あまりクミちゃんに固執せず、新たな18歳のコとの出会いを開拓していくべきかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)
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