いったいナニ食えばこんなに…。
そう思った時、彼女は恐ろしいことを言ったんです。
「そろそろ欲しいな。ゴム忘れちゃったから、生でイイよ♪」
エエエエ~、イイわけないじゃないですか!
こんなに強烈な臭いがするところに、我がムスコを生でなんて。1本しかないんだから! もちろん、手持ちのゴムを使わせていただいたのでした。
その後、彼女がバスルームに行くと、すぐに窓を開け、バスタオルで扇いで部屋の空気を外に追い出しながら思いました。
「藤木N人って、スゲーな」
それ以降、テレビで藤木N人を見かけるたび、若干の尊敬の念を感じながら、心の中で小さく「アニキ」と呼んでしまうのでした。
(写真・文=松本雷太)