【ニッポンの裏風俗】名古屋：超有名デリ嬢の知りたくなかった秘密

　私ごとですが、この3月で風俗ライターとしてフリーになり、18年目となりました。

　その間にはもちろん、いろいろな女のコとの出会いがあり、ここにも書いた通り、数々の印象的な女のコとの出会いがありました。

　しかし、今回の女のコは、その中でもケタ違いというか、後にも先にもこんなにアレだったコはいないという、アレレな女のコの話です。

　名古屋取材の夜、最後の〆として、宿泊しているホテルにデリを呼んだのですが、指名したのがその女のコ・Mちゃんでした。

　予約を入れて、ホテルの部屋で待っていたのですが、なっかなか来ない。約束の時間を過ぎたというのに、「遅れます」の電話の一本も来ないんです。

　まっ、これは店側の問題です。名古屋の店舗型風俗店の接客は、非常に好感度が高いのですが、デリヘルの時間的なシビアさは、東京の方が一歩リードしてるなぁと思ってしまった夜でした。

　あとは寝るだけなのでのんびり待っていると、小一時間ほど遅れてようやくドアがノックされました。

「こんばんわ～…」

　ドアを開けるとそこにいたのは、整った顔立ちでスタイルも良く、電話で予約したMちゃんに間違いない。しかし、普通だったら「こんばんわ」の後に、「遅れてゴメンなさい」の一言があると思うんですが、彼女が言ったのは違うセリフでした。

「…雑誌の表紙の撮影だったんで」

　筆者は「ふ～ん」とも言わずにスルーしたんですが、それが彼女の気にさわったらしい。

「表紙の撮影だったの!!」

　彼女は同じことを二回言いました。しかも、2回目は強めに。反応が欲しかったようです（笑）。

「あら、有名人なんだね」

　一応、気を使ってそう言うと、

「どこから来たんですか？　東京？　じゃあ（名古屋のこと）知らなくてもしょうがないか…」

　遅刻しても謝らず、しかも高層ビルのてっぺんから見下ろすような彼女の目線には、思わず笑っちゃいそうでした（笑）。