二軒目の店に入ると、エリコがソワソワしだす。体調でも悪いのかと思ったが、そうではないよう。あまり話も盛り上がらず、気まずい空気が流れ始めた。
そのうち俺が重い空気に耐え切れなくなって、「帰ろうか」と切り出す。そうすると彼女がキョトンで、「え?」と声を上げた。
俺には、彼女のリアクションの意味がわからない。そこでワケを聞いてみると、驚きの答えが返ってきた。
「ゆーたろーさんの家に行っちゃダメですか…?」
と言われたのだ。
どうやら彼女は、最初からその気だったよう。こうなってくると俺も俄然ヤル気が出てきて、すぐに店を出た。
それから俺の家で改めて乾杯し、いつコトに及ぶかタイミングを計る。先にシャワーを勧めるべきか、それともすぐに抱くべきか…。
そうこうしていると彼女がしびれを切らしたのか、「シャワー、借りてもいいですか?」と言ってくる。俺は、「お、おう」と答え、彼女にタオルを渡した。
彼女が風呂から出てくる前にベッドを整え、ファ〇リーズをかけまくる。さらに、窓を開けて空気の入れ替え。彼女がバスタオルを巻いて出てきたので、そのままベッドに促し、俺もシャワーを浴びる。速攻で大事な部分を洗い、シャワーを浴びながら歯磨きを済ませた。