以降はバラエティに引っ張りだこになり、番組出演数が急増。昨年発表された「2017タレント番組出演本数ランキング」(ニホンモニター調べ)では、前年比プラス126番組となる出演本数234回を記録し、ブレイクタレント部門でランク入りを果たしている。
ローラ(27)のバラエティ出演が減少したことも相まって、いまや滝沢が「ハーフモデル女王」と呼ばれるほどに。「美人」「変な日本語」「おバカキャラ」の三拍子を兼ね備えた“一石三鳥”のタレントとしてテレビ業界で重宝されている。
その一方、昨年は芸能界の「あだ名女王」を襲名。バラエティで共演者に4文字熟語のあだ名をつけるという芸をたびたび披露している。梅沢富美男(67)は「本業不明」、宮迫博之(47)は「男前意識」、久本雅美(59)は「無駄美人」、IKKO(56)は「美容怪獣」などと、独特の言葉遣いながらどこか本質を言い当てている見事なあだ名を命名したのだ。
炎上騒動になりかねない女優やアイドルに対しても、高畑充希(26)に「目鼻口近」、桐谷美玲(28)に「猫目先輩」、嵐の相葉雅紀(35)に「馬鹿脱皮」、松本潤に(34)に「俺松本潤」といった具合に絶妙なあだ名をつけて本人までも爆笑させ、かつて「芸能界のあだ名王」として名をはせた有吉弘行(43)をしのぐ命名センスを発揮している。
当然、これは有吉のような頭の回転の早さと観察眼がなければできない芸当だろう。「おバカ枠」にくくられがちな滝沢だが、それに収まりきらない底知れぬ才能を感じさせている。今回の表紙で披露したモデルらしい一面を含め、今年はさまざまな顔で我々を楽しませてくれそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)