昭和エロスの第一人者ヘンリー塚本監督『貧乏人のいい女のおいしい肉体』

 
 舞台は昭和の時代。貧しさゆえに、男たちに抱かれるしかなかった薄幸な女たちの姿を濃密な性描写で描き出したのが、『貧乏人のいい女のおいしい肉体』(FAプロ)だ。監督は昭和のエロスを描かせたら右に出る者のいないヘンリー塚本。川上ゆう、桐島美奈子、瀬戸すみれと、豊満な肉体と強烈な色香を放つ3人の女優を起用して、哀切さと淫靡さを兼ね備えた独自の世界観を作り出している。全3話からなる本作の各エピソードを紹介していこう。

 

【1】女アンマ師36才の白いやわ肌/川上ゆう
 昭和30年代、目の不自由な者同士で結婚したあんま師夫婦の物語。ふたりは結婚6年目。温泉旅館の客を相手に慎ましく生計を立てていたが、夫が肺の病にかかり、妻がひとりで働くことになる。しかし生活費の他に夫の薬代などが重くのしかかり、あっという間に生活は困窮。それを見かねて懇意にしている旅館の番頭が、とある旅館の経営者が「奥さんを身請けして、旦那さんは療養所に入れてやると言ってくれている」と話を持ちかける。妻は迷うが、妻の将来を案じた夫は、その話に賛成する。

 

 
 後日、「身請け話に応じる」と伝えると、番頭は「良い薬で、すぐに眠りに就ける」と夫への薬を手渡し、金を握らせて妻の体を求めてきた。一刻も早く夫を楽にさせてあげたい妻は、夫に薬を飲ませて、眠ったところで番頭に身を委ねる。自分の家でやるのを拒む妻だったが、むしろ隣室に夫がいることに興奮するのか、番頭はその場でやることを強制。胸を揉みしだき、接吻を交わし、フェラを命じる。妻は嫌がることなく、奉仕精神あふれるフェラを施し、マンコにフル勃起した肉棒を招き入れる。番頭は正常位と側位で心行くまでマンコの締まりを堪能、そのまま彼女の尻に精液を迸らせる。番頭が帰った後、目を覚ました夫は、妻が抱かれたことを察知するのだった。

 

 
 身請け当日。先に夫は療養所に運ばれ、残された妻は、「この場で抱きたい」という経営者のリクエストに応じて、狭い畳の部屋に布団を敷く。すでに肉棒はいきり立っており、言われるがままフェラ奉仕を行い、クンニや手マンで責められた後に合体。男は激しいピストン運動で膣奥深くを突き、女は部屋中に嬌声を響かせる。そして、そのまま男は中で果てるのだった。

 

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